「ワッツオンライン」コラムのレポーター“まつ”です。
ちょっと気になっていた100均の「透明ミシン糸」が、手縫いにも使えるらしい…と知って早速試してみました♪
110円で手に入る「透明ミシン糸」
- 商品名:糸 ミシン糸 ナイロン糸 万能透明ミシン糸 500m クリア 061199
- 長さ:500m
- 材質:ナイロン
- 価格:110円(税込)
- JANコード:4960783106930
パッケージを開けると、つるっとした触り心地のミシン糸が登場。
太さは60番手。ミシンの本縫いで使われる一般的な太さです。
今回は、この「透明ミシン糸」で手縫いにチャレンジします!
「ミシン糸を手縫いに使って良いの?」と心配になるかもしれませんが、大丈夫♪
パッケージ裏面に「ミシンだけでなく、手縫いでのご利用でも縫い目が目立ちません」と書いてあります!
補足すると、通常のミシン糸と手縫い糸は撚り方が逆向きなんだそう。
なので、おうちに同じような白いミシン糸と手縫い糸がある場合は、右利きさんは手縫い糸を使うことをおすすめします。
右利きの人が通常のミシン糸で手縫いをすると、絡まりやすくなっちゃうんです。
ただ、今回の「透明ミシン糸」の場合、撚りがあるのかは目視ではわかりませんでした。ナイロン100%だしなあ…。
とりあえず、パッケージ裏に手縫い時のメリットが書いてあったので、こちらの「透明ミシン糸」は手縫いOKです。
「透明ミシン糸」と「手縫い糸」で縫い比べ
写真左から
- 透明ミシン糸:ナイロン100% 60番
- 手縫い糸:綿100% 細口
用意した手縫い糸は細口。決して縫い目がやたら目立つような糸ではありません。
しかし、糸を引き出した時点で「透明ミシン糸」の存在感のなさは際立っていますね。
早速、2種類の糸を使ってパンツの裾をまつり縫いしてみました!
左側が「手縫い糸」1本どり、右側が「透明ミシン糸」2本どりです。
まつのまつり縫いが雑ということもあるんですが、ひと目で違いがくっきり。
「透明ミシン糸」の目立たなさが凄い!!
裏面も見てみましょう。
上が「透明ミシン糸」2本どり、下が「手縫い糸」1本どりです。
同じようにざっくり縫っているのに、「透明ミシン糸」は裏側もほとんど存在感なし!
「もっとじっくり見ないとわからないよー!」という方のために、「透明ミシン糸」の縫い目にフォーカスした写真もどうぞ。
糸が白っぽく見えているのは、蛍光灯の光が反射しているためです。
日常生活でも光の強いところでは、写真のように縫い目がわかることがあります。
Tシャツにあいた穴を「透明ミシン糸」で補修
子どものTシャツにあいた穴。
名札をつけるところによく出来る、あの穴です。
Tシャツにあいた穴を「透明ミシン糸」で補修してみました。
これは…まつが不器用だからなんですが、正直「手縫い糸」でやれば良かったなと思いました。
今回のように白いTシャツの場合、同じ色の糸でつくろった方がごまかしが利くんですよね…。
ただ、同じ色の糸がないときや、手縫いスキルが高い人なら「透明ミシン糸」は便利だと思います!
「透明ミシン糸」の最大のメリットはタイパの良さ
「透明ミシン糸」のメリットは…
- 縫い目が目立たない
- 細いのに切れにくい
つまり…
- 2本どりで縫っても目立たない
- 布の色に合わせて糸を変えなくて良い
- 縫い目を気にしないから手早く縫える
ということ。
まつがまつり縫いをしながら実感した最大のメリットは、縫い目を毎回確認せずに縫えるので時短になる点。
まさかこんなにタイパが良いとは。でもちゃんとデメリットも紹介しますよ♪
「透明ミシン糸」のデメリットは…
- 滑りやすい
- 引っ張るうちにクセがついて絡まりやすい
- 強く引っ張ると引きつれる
- 玉結びがしづらい(できない)
対処法としては…
- 滑りやすい → しつけ縫いをするか待ち針を使う!
- 引っ張るとクセがつき絡まりやすい → 1回分の糸を短めにする
- 強く引っ張ると引きつれる → 気持ち緩めに縫う
- 玉結びがしづらい(できない)→ 以下で詳しく
不器用なまつの場合、「透明ミシン糸」だと玉結びができないのが最大の悩みでした。
でも大丈夫!
玉結びをしなくても次の方法で縫い始められるんです。わかりやすいように黄色の糸で説明しますね。
玉結びをしない縫い始め方
①「透明ミシン糸」を2本どりして、針に通します。このとき2本どりの端は写真のように折り返すのがポイント。
※わかりやすいように、「透明ミシン糸」の代わりに黄色い糸で説明しています。
②折り返した方を長く、2本分かれている方を短くして縫い始めます。
③上から下に針を刺した後は、縫い進める方向と反対側から針を出します。このとき、糸の折り返しで出来た輪っかを残しておくのがポイントです。
※上の写真はわかりやすいように離れた場所から針を出していますが、実際は縫い始めの近くに出した方がキレイに仕上がります。
④下から出した針に輪っかを引っかけます。輪っかに通した状態で針を引き抜きます。
⑤縫い始めの準備完了。玉結び不要で端の処理もキレイ!
※上の写真はわざと大きな縫い目にしています。縫い目を細かくすることで、もっとキレイに仕上がります。
意外なタイパの良さを発揮した「透明ミシン糸」。まだまだ活用シーンがありそうです!
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