猫が来なくなる便利グッズは100均で揃う!全8種類と効果が出る4ステップ

猫が来なくなる便利グッズは100均で揃う!全8種類と効果が出る4ステップ

庭にフンをされる、車のボンネットに乗られる、花壇の土を掘り返される。毎日のように続くと、片づけるだけで気が滅入ってしまいますよね。

じつは猫よけは、100均のグッズだけでも十分に対策できます。ただし、買う物よりも「置き方」と「順番」で結果が大きく変わるのがこの対策の特徴です。この記事では、100均で手に入る猫よけグッズを8種類まとめたうえで、広さに応じた必要な個数、正しい置き方までをひととおり紹介します。

この記事でわかること
  • 100均で買える猫よけグッズの種類と活用法
  • 自分の家の状況に合うのマット・ネット・忌避剤の選び方
  • 必要な枚数と合計金額の計算方法
  • 猫よけが効かなくなる「やりがちな置き方」と、正しい置き方の違い
  • すでに試して効果がなかった場合の対処法
まとめ買い対応
複数まとめて手配したい方・法人購入をお考えの方へ

庭や駐車場など守りたい範囲が広い場合、猫よけマットやネットは数をそろえて隙間なく敷き詰めることが前提になります。ワッツのまとめ買いサイトでは、店舗での購入と異なり、必要な数量をまとめて注文できます。

法人アカウントにも対応しており、ショップ運営者や職場・団体での手配にも活用されています。個人での大量購入はもちろん、自治会や管理会社でまとめて手配したい場合にもご利用いただけます。

100均で買える猫よけグッズ一覧|物理系5種・におい系3種

100均で手に入る猫よけグッズは、大きく2つの系統に分かれます。ひとつは、猫が物理的に入れない・歩けない状態をつくる物理系。もうひとつは、猫が嫌がるにおいで遠ざけるにおい系です。

物理系は置いてあるかぎり効果が続き、雨にも強いという特徴があります。におい系は、グッズを置けない場所や、見た目を変えたくない場所で活躍します。ここではこの2系統に含まれる8種類を、価格やサイズとあわせて1つずつ紹介します。

買う前に確認

におい系のグッズは、フン尿のにおいを消してから使わないとほとんど効きません。忌避剤のパッケージにも「フン尿などのにおいを取り除いてから使用する」と明記されているものが多くあります。

① 格子状の猫よけマット

リング状の格子が連なった、プラスチック製のマットです。猫よけグッズとしてもっとも一般的なタイプで、土の上や寝床にされている場所に敷き詰めて使います。

このタイプの利点は、ハサミでカットできて、ジョイント式で連結できることが多い点です。花壇の丸みに合わせて切ったり、プランターのすき間に合わせて形を整えたりできるため、変わった形の場所でも対応できます。広い範囲を守るには枚数が必要になる点に注意してください。

[product id="6118"]

② 細長タイプの猫よけマット

同じくプラスチック製のマットですが、細長い形状です。格子状タイプが「面」を守るのに対して、こちらは「線」を塞ぐ役割を持ちます。

塀の上、柵の下、物置とブロック塀のすき間など、幅の狭い通り道に向いています。結束バンドやワイヤーで縦向きに固定すれば、平置きでは対応できない縦のすき間も塞げます。格子状タイプで広い面を押さえ、こちらで細い通路を潰す、という組み合わせが基本の使い方です。

[product id="6117"]

③ 園芸ネット・鳥よけネット

もともとは植物のつるを支えたり、鳥から作物を守ったりするためのネットですが、猫の侵入防止にそのまま使えます。一般的に、100×200cm、90×180cm、80×180cm、180×280cmなどさまざまなサイズがあります。

最大の魅力は、広い面積をもっとも安く守れること。花壇全体に被せる、ベランダの手すり下に張る、プランターを覆うといった使い方ができます。ただし、つる植物用の目の粗いネット(目合20cmなど)は猫には効きません。購入時は目の細かさを確認してください。

[product id="37172"]

④ 鉢底ネット

植木鉢の底に敷く小さなネットです。2枚入りや3枚入りで20×30cmといったサイズが一般的です。

これを土の上に敷くと、猫が土を掘り返せなくなります。猫が庭の土を選ぶ理由は「掘って埋められるから」なので、掘れなくしてしまえば、その場所を選ぶ理由そのものが消えます。プランターや小さな花壇にちょうどよいサイズで、植物の株元を避けて敷き、上から薄く土や砂利を被せると見た目もほとんど気になりません。

[product id="3531"]

[product id="31999"]

[product id="42174"]

⑤ 防草シート・人工芝マット

防草シートや人工芝マットで、土の露出そのものをなくしてしまうアプローチです。

猫は柔らかい土をトイレに選ぶため、地面を覆ってしまえば用を足す場所として不適格になります。人工芝はチクチクした足触りが加わるぶん、シートよりも忌避効果が高くなります。雑草対策も同時にできるので、通路や花壇の周囲など、もともと手入れが面倒だった場所に向いています。設置にはU字ピンなどの固定具が必要です。

[product id="31070"]

[product id="4056"]

⑥ 粒状の忌避剤

猫が嫌うにおい成分を含んだ粒を、通り道や被害場所に撒くタイプです。カバーできる面積と有効期間は商品ごとに異なり、パッケージに表示されています。 購入時に必ず確認して、必要な袋数を決めてください。雨で流れてしまうため、降雨後の撒き直しが前提になります。

そして、このタイプでもっとも大切なのが使う順番です。パッケージには「フン尿などのにおいを取り除いてから使用する」と明記されているものが多く、この工程を飛ばすとほとんど効果が出ません。「撒いたのに効かなかった」という失敗の多くは、ここが原因です。

また、「屋外用」「非農耕地用」といった用途の区分が表示されています。家庭菜園で使う場合はとくに注意してください。

⑦ 木酢タイプの忌避剤・木酢液

木を焼いたときの焦げたようなにおいで猫を遠ざけるタイプです。粒状のものと、液体の木酢液があります。

液体タイプは必ず希釈して使ってください。 原液のままでは植物が枯れてしまう恐れがあります。希釈倍率はパッケージの表示に従いましょう。においが強いのが特徴で、効果が期待できる反面、集合住宅や隣家との距離が近い場所では、風向きと使用量に配慮が必要です。

まずは狭い範囲で試して、においの広がり方や植物への影響を確かめてから範囲を広げると安心です。

⑧ 固形・クレヨンタイプの忌避剤

スティック状や固形の忌避剤で、置いたり吊るしたりして使います。粒状タイプに比べて、雨に流されにくく、風で飛び散らないのが利点です。

玄関、門柱、フェンスまわりなど、粒を撒きにくい場所に向いています。そのまま置くと見た目が気になる場合は、お茶パックに入れて口を留めると目立ちにくくなり、交換や回収もパックごと差し替えるだけで済みます。

⑨ 一緒に買っておきたい補助アイテム4つ

猫よけグッズ本体だけを買って帰ると、固定できずにずれてしまい、結局効果が出ないというのがよくある失敗です。同じ100均で揃う補助アイテムも、あわせてカゴに入れておきましょう。

U字型シートピン・マルチ押さえ

ネットやシートを地面に留めるための金具です。ネットのたるみは猫の侵入を許す最大の原因なので、この2つは必須と考えてください。

[product id="7309"]

[product id="31071"]

結束バンド・アンカーバンド

マット同士を連結したり、柵に縦向きに固定したりするのに使います。園芸用のアンカーバンドのほか、一般的な結束バンドでも代用できます。

[product id="31930"]

[product id="31931"]

園芸用ソフトワイヤー・ビニールタイ

ソフトワイヤーは2.5mm×5mや5mm×2m、ビニールタイは3.5mm×20mや2mm×30mといった規格があります。塀やフェンスにマットを固定するときに使います。長さがあるので、1本あればたいていの場所に対応できます。

[product id="48731"]

[product id="41086"]

ゴム手袋・ビニール袋

フンの片づけに使います。素手での作業は衛生上避けたいので、必ず用意してください。

[product id="41586"]

[product id="41596"]

[product id="20972"]

猫除けタイプ別比較表|結局どれを選べばいいの?

次は「自分はどれを買えばいいのか」を決める段階です。猫よけグッズは、効き方だけでなく効果の持続期間・雨への強さ・1平方メートルあたりの費用・猫が慣れるまでの早さが大きく違います。

ここでは、それらをまとめた比較表を示したうえで、選ぶ際の考え方を紹介します。表を見るだけで候補が絞れるようになっているので、迷ったらここに戻ってきてください。

8種類の比較表

タイプ 効き方 持続 雨への強さ 1㎡あたりの目安 向く場所 慣れやすさ
格子状マット 物理 半永久 強い サイズによる 土・寝床・玄関前 低い
細長マット 物理 半永久 強い 長さで計算 すき間・塀の上 低い
園芸・鳥よけネット 物理 半永久 強い 110円で1〜2㎡など 花壇・ベランダ 低い
鉢底ネット 物理 半永久 強い 土の上に敷く プランター・小花壇 低い
防草シート・人工芝 物理 半永久 強い サイズによる 通路・砂利部分 低い
粒状の忌避剤 におい 表示を確認 弱い 表示を確認 土・砂利・通路 ふつう
木酢タイプ におい 表示を確認 弱い 表示を確認 土・庭 ふつう
固形・クレヨン におい 表示を確認 比較的強い 表示を確認 玄関・門柱 ふつう

迷ったら、まず園芸ネットか格子状マットから始めてください。 広い範囲ならネット、狭い範囲ならマットが基本です。

迷ったらまず物理系から選ぶ理由

比較表の「持続」「雨への強さ」「慣れやすさ」の3つを見ると、物理系が明らかに有利だとわかります。

においは時間とともに薄れ、雨が降れば流れ、そして猫は慣れます。猫は学習能力が高く、そこに実際の危険がないとわかれば警戒しなくなるためです。一方でマットやネットは、置いてあるかぎり物理的に通れない状態が続きます。

費用の面でも差が出ます。物理系は買い切りで数シーズン使えますが、におい系は消耗品なので使い続けるかぎり出費が続きます。まず物理系で「入れない状態」をつくり、におい系はその補強として重ねるのがもっとも失敗しにくい順番です。

ただし物理系も、置き方を間違えると簡単に乗り越えられてしまいます。

におい系が向いている3つのケース

とはいえ、物理系が万能というわけではありません。次の3つに当てはまる場合は、におい系を選ぶ・足す価値があります。

ケース 具体的な場面
マットやネットを置けない 砂利の通路、車のまわり、広すぎる庭
見た目を変えたくない 玄関前、来客の動線、道路に面した場所
物理系だけでは防ぎきれない 設置後に別ルートから来るようになった場合の補強

なお、猫よけの効果には個体差があります。ひとつのグッズで解決しなかったとしても、それは失敗ではありません。種類を組み合わせて試すのが、この対策の基本的な進め方です。

何個買えばいい?広さ別の必要数と費用の早見表

猫よけで意外と多い失敗が、買う量が足りずに中途半端な設置になってしまうことです。グッズを数枚だけ置いても、猫はそのすき間を選んで歩けてしまいます。

ここでは、守りたい範囲の測り方から、必要な枚数と合計金額の目安、そしてそのまま店舗で使える買い物リストまでを紹介します。買い物に出る前に、ここだけは確認しておいてください。

まず守りたい範囲を測る(所要30秒)

メジャーがなければ歩幅でかまいません。成人の1歩はおよそ70cmなので、3歩で約2mと見当がつきます。

  • 「面」で守る場所(花壇、通路、玄関前)は、縦×横で平方メートルを出す
  • 「線」で塞ぐ場所(塀の上、柵の下)は、長さだけを測る

このとき、フンをされている場所ぴったりのサイズで測らないでください。その周囲30cmほどまで含めて測るのがコツです。猫は端を避けて歩けるため、ぎりぎりのサイズだと簡単に回り込まれてしまいます。

広さ別の必要数・費用目安早見表

仮に格子状マット1枚が覆える面積は約0.147平方メートルとすると、1平方メートルを埋めるには、1÷0.147で約7枚という計算になります。一方、100×200cmのネットだと、1枚で2平方メートルをカバーできます。

守りたい広さ 格子状マット 園芸・鳥よけネット 忌避剤
1㎡(幅50cm×2mの通路) 約7枚/約770円 1枚/110円 表示を確認
2㎡(玄関前など) 約14枚/約1,540円 1枚/110円 表示を確認
3㎡(1m×3mの花壇) 約21枚/約2,310円 1〜2枚/110〜220円 表示を確認
5㎡(庭の一角) 約34枚/約3,740円 3枚/330円 表示を確認

広い面積はマットよりネットが安い

花壇全体や庭の一角のように広い範囲を守るなら、ネットを張るほうが圧倒的に安く済みます。作業時間の差も大きく、マットを連結する手間に対して、ネットは1枚を広げて留めるだけです。トゲトゲした見た目が気になる方にとっても、ネットのほうが景観を損ねにくいという利点があります。

それでもマットが有利な3つの場面

もちろん、ネットが常に正解というわけではありません。次の場面ではマットのほうが適しています。

  1. ネットを張れない場所:塀の上、柵の下、物置のすき間、室外機の上
  2. 形が複雑な場所:カットして形を合わせられるマットのほうが対応しやすい
  3. ピンポイントで守りたい場所:寝床にされている一角、車の前など狭い範囲

目安としては、1平方メートル未満ならマット、それ以上ならネットと考えておくと選びやすくなります。

猫よけを効かせる4ステップ|順番を間違えると効かないので注意

猫よけグッズを買ってきたら、いよいよ設置です。ここでもっとも大切なのは順番で、とくに最初の「においを消す」工程を飛ばすと、そのあとの対策がほとんど機能しません。

作業時間の目安は、におい消しに10分、設置に20〜30分、散布に5分で、合計およそ1時間。半日仕事にはならないので、思い立った日に終わらせてしまいましょう。

STEP0:フン尿のにおいを消す(所要10分)

最初にして、もっとも重要な工程です。猫は縄張り意識が強く、一度排泄した場所の近くを繰り返しトイレに使う性質があります。自分のにおいが残っているかぎり、その場所は「トイレ」として認識され続けてしまうのです。

忌避剤のパッケージに「フン尿などのにおいを取り除いてから使用する」と書かれているのは、このためです。

においの落とし方は路面によって変わるので、自分の家の状況に合うものを選んでください。

注意

植物やコンクリートを傷めるうえ、酸性のもの(お酢やクエン酸)と混ざると有毒なガスが発生します。屋外の消臭には使わないでください。

コンクリート・タイル・アスファルトの場合

水で流すだけでは、尿中のアルカリ性におい成分が残ってしまいます。ただし、酸性のクエン酸液を長時間コンクリート上に放置すると表面を傷める原因になるため、以下の手順でしっかり流しきることが重要です。

  1. 1
    ステップ1

    やけどしない程度のお湯(40〜50℃前後)で、被害場所全体の汚れを洗い流す

  2. 2
    ステップ2

    水500mlに小さじ1程度のクエン酸を溶かした液(または薄めたお酢)を全体に撒き、におい成分を中和させる

  3. 3
    ステップ3

    3〜5分ほど置いた後、成分が残らないよう多めの水でしっかりと洗い流す(※酸性成分が残留するとコンクリートの劣化や白華の原因になります)

  4. 4
    ステップ4

    完全に乾くまで置く

完全に乾いてから、次のステップ(マット等の設置)に進んでください。

土・砂利の場合

液体をかけても、土に染み込んだにおいは落ちにくいのが実情です。もっとも確実なのは、表面の土や砂利を5cmほど取り除いて入れ替えることです。

入れ替えが難しい場合は、土を掘り返して天日に当てる、砂利は洗って干す、といった方法で代用します。この作業のあとに鉢底ネットや防草シートで覆っておくと、においが戻るのと掘り返されるのを同時に防げます。

家庭菜園の場合は、土の入れ替えが作物に影響しない範囲で行ってください。

人工芝・ウッドデッキ・カバー類の場合

取り外せるものは、外して丸洗いするのが基本です。人工芝は裏面までしっかりすすいでください。

洗い流せないウッドデッキなどは、薄めたクエン酸水を含ませた布で拭き取り、しっかり乾かします。ただし木部は変色する可能性があるため、目立たない場所で試してから全体に広げてください。

STEP1:猫の「目的地」を面で塞ぐ(所要20〜30分)

もっとも多い失敗が、通り道にグッズを点々と置くことです。

猫の肉球は敏感で、不安定な足場やチクチクする感触を嫌います。ところが裏を返せば、すき間さえあればそこを選んで器用に歩けるということでもあります。数枚のマットを通路に置いただけでは、その横を素通りされて終わりです。

塞ぐべきは通り道ではなく、フンをされている場所や寝床といった「目的地」。そこを、すき間なく面で埋めてください。

固定の仕方は場所によって使い分けます。

設置場所 使う固定具 ポイント
地面(ネット・シート) U字型シートピン、マルチ押さえ 30〜50cm間隔で打つ
マット同士の連結 ジョイント機構、結束バンド すき間を残さない
塀・フェンス ソフトワイヤー、ビニールタイ 複数点で留めて落下を防ぐ
縦のすき間 結束バンド、ワイヤー マットを縦向きに固定する

STEP2:忌避剤を撒く(所要5分)

においを消し、物理的に塞いだうえで、仕上げとして忌避剤を重ねます。

ひとところに山盛りにせず、守りたい範囲全体に均一に撒いてください。 1か所に大量に撒いても、その隣を通られれば意味がありません。量はパッケージのカバー面積表示を目安にします。

固形タイプを使う場合は、お茶パックに入れて口を留めておくと、散らからず回収も簡単です。

そして雨に濡れると効果が落ちるので、雨上がりには撒き直すことを最初から前提にしておきましょう。撒いた範囲をスマートフォンで撮影しておくと、次回どこまで撒けばいいか迷いません。

なお、においの強い忌避剤を使う際は、風向きと使用量に注意してください。隣家や通行人に迷惑がかからないよう配慮することも、長く続けるうえでは大切です。

STEP3:2〜4週間ごとに配置を変える

設置して終わり、にしないでください。

前述のとおり、猫は危険がないとわかれば同じ対策に慣れていきます。2〜4週間を目安に、少し変化を加えましょう。

時期 やること
設置直後 物理系で目的地を面で塞ぐ+忌避剤を撒く
雨の翌日 忌避剤を撒き直す/ネットのたるみを点検
2〜4週間後 範囲を30cmほど広げる、配置をずらす
効果が落ちてきたら 別タイプを1つ足す(マットに忌避剤を追加など)

スマートフォンのカレンダー・リマインダーアプリに「雨の翌日は撒き直し」「月初に配置替え」と登録しておくと、無理なく続けられます。

効く置き方・効かない置き方

ここまで読んでいただいたとおり、猫よけは何を買うかより、どう置くかでかなり結果が変わります。

ここでは、よくある置き方(NG)と正しい置き方(OK)を紹介します。自分の家の状況に置き換えながら確認してみてください。

NG:通り道に点で置く/OK:目的地をすき間なく埋める

マットを数枚だけ通り道に置いた状態では、猫はマットのあいだの地面を選んで歩いていきます。実際に「置いたのにトゲの上を平気で歩かれた」という声は少なくありません。

正しくは、フンをされていた場所そのものを、端まですき間なく敷き詰めること。マット同士は必ず連結し、守りたい範囲の周囲30cmまで広げてください。回り込まれる余地をなくすのが目的です。

NG:ネットがたるんでいる/OK:端まで留めて張る

ネットは張り方で効果が大きく変わります。たるんでいると、猫が鼻先で持ち上げて潜り込んでしまいます。

U字型シートピンやマルチ押さえを30〜50cm間隔で打ち、四隅だけでなく辺の中間も留めてください。 フェンス側は結束バンドやビニールタイで固定します。設置後に手でネットを持ち上げてみて、簡単にめくれるようなら固定が足りていません。

NG:すき間が残っている/OK:マットを縦向きに固定して塞ぐ

柵の下、物置とブロック塀のあいだ、室外機の裏など、平置きでは対応できない縦のすき間があります。

ここには細長タイプのマットを縦向きにして、結束バンドやソフトワイヤーで柵や支柱に固定します。見落とされやすい場所なので、設置が終わったら一度しゃがんで、猫の目線の高さから敷地を見渡してみてください。 立ったままでは気づかない通り道が見つかります。

NG:忌避剤を山盛りにする/OK:範囲全体に均一に撒く

「たくさん撒けば効くはず」と1か所に盛ってしまうのは逆効果です。その横を通られれば効果はありませんし、必要以上に消費して費用もかさみます。

パッケージのカバー面積表示を守り、薄く、広く、均一に撒くのが正解です。

固形の忌避剤はお茶パックに入れると扱いやすい

固形やクレヨンタイプをそのまま置くと、見た目が気になる、風で転がる、効果が切れたあとの回収が面倒、といった問題が起きます。

これを一度に解決するのが、お茶パックに入れて口を留める方法です。玄関先やフェンスなど人目につく場所でも目立ちにくく、交換もパックごと差し替えるだけ。吊るしたい場合は、ワイヤーやビニールタイを使うと固定できます。お茶パックも100均で手に入ります。

被害場所別:この場所にはこれを使う!がわかる早見表

猫よけグッズと手順がわかったら、最後に自分の被害場所に当てはめて確認しましょう。

場所によって使える手段は、実はかなり限定されます。たとえば車のボンネットに粒剤は撒けませんし、塀の上にネットは張れません。ここでは代表的な7か所について、第一に選ぶべきグッズと注意点をまとめます。

場所別の早見表

被害場所 第一選択 補助 使えない・注意
土の庭・花壇 鉢底ネット/格子状マット 粒状の忌避剤 家庭菜園は用途区分を確認
駐車場・車の上 周囲に忌避剤 乗り移り経路にマット 車体に直接置かない
玄関・門柱 徹底消臭+固形タイプ 格子状マット 人が踏む場所にトゲを置かない
ベランダ・プランター 園芸ネット 鉢底ネット 避難ハッチを塞がない
塀・柵の上 細長マット+ワイヤー固定 落下防止の固定が必須
物置の下・すき間 細長マットを縦向きに固定 すき間を残さない
砂利の通路 防草シート・人工芝+U字ピン 粒状の忌避剤 つまずきに注意

土の庭・花壇|掘れなくすれば来なくなる

猫が土を選ぶのは「掘って埋められるから」です。つまり、掘れなくしてしまえば、その場所を選ぶ理由が消えます。

鉢底ネットを土の上に敷く、格子状マットを面で置く、防草シートで覆う——このいずれかを選んでください。植物が植わっている場合は株元を避けて敷き、上から薄く土を被せると自然に見えます。

家庭菜園で忌避剤を使う場合は、パッケージの用途区分をかならず確認してください。判断に迷うときは、忌避剤ではなく物理系のグッズで対処するほうが安全です。

駐車場・車の上|車体に置けないぶん、周囲を守る

ボンネットや屋根に直接グッズを置くのは現実的ではありません。また、粒剤や液剤を車体にかけるのは塗装への影響があるため避けてください。

対策の考え方は、「車に乗る前に猫が通る場所」を塞ぐこと。タイヤのまわり、車の下、乗り移りに使われる塀や台の上に細長マットを固定し、周囲の地面に忌避剤を撒きます。

なお冬場は、エンジンの余熱を求めて車内に入り込むことがあります。エンジンをかける前にボンネットを軽く叩いて確認する習慣をつけておくと安心です。

玄関・門柱|においが残りやすい場所は消臭が9割

玄関まわりはマーキング(尿)の被害が多い場所です。においが残ると繰り返されるため、STEP0の消臭を確実に行うことが対策の9割と考えてください。

消臭のあとは、風で飛ばず雨に流されにくい固形タイプを置きます。来客の動線でもあるので、お茶パックに入れて目立たなくする工夫が生きてきます。

なお、人が踏む可能性のある場所にトゲ状のマットを置くのは避けてください。 来客や配達員がつまずく恐れがあります。

ベランダ・プランター|避難経路はぜったいに塞がない

集合住宅では、隣戸から手すりを伝って入ってくるケースが多くみられます。園芸ネットをたるみなく張り、プランターには鉢底ネットを敷きましょう。

ここで必ず守っていただきたいのが、避難ハッチや隔て板の前に物を置かないことです。これは管理規約および消防上の問題で、猫よけ以前の大前提になります。設置場所を決める前に、ベランダのどこが避難経路なのかを確認してください。

また、強風でネットが飛ばないよう、結束バンドやタイでしっかり固定しておきましょう。

塀・柵の上|落下させない固定が必須

細長タイプのマットを塀の上に載せ、ソフトワイヤーやビニールタイで固定します。

載せただけでは、風や猫の体重でずれ落ちます。 落下すれば通行人にぶつかる恐れがありますし、猫がけがをする可能性もあります。複数の箇所で留めて、設置後に手で押して動かないか確認してください。

塀が隣家との境界にある場合は、越境しないよう自分の敷地側に収めることも忘れずに。

物置の下・柵のすき間|低い視点で見落としを潰す

寝床として使われやすく、もっとも見落とされやすい場所です。細長マットを縦向きに固定してすき間を塞ぎます。

ポイントは、1か所だけ塞いで満足しないこと。猫は別の経路を探すため、部分的な対策では被害の場所が移動するだけになりがちです。

作業に入る前に、敷地内のすき間をまとめて洗い出しておきましょう。

  • 塀の下部
  • 物置・倉庫の下
  • 室外機の裏
  • 階段や縁側の下
  • 駐車場の入口

これらを書き出してから、被害の多い順に2〜3か所を同時に処理すると効率的です。

やってはいけない猫よけ7つ|危険・違法になる方法

インターネット上には猫よけの情報があふれていますが、なかには効果がないだけでなく、火災や健康被害、近隣トラブル、さらには法律違反につながる危険な方法も紹介されています。

猫により被害を受けているはずの側が、対応を誤って加害者の立場になってしまうのは避けたいところです。ここでは絶対に避けたい7つの方法と、その代わりに何をすべきかを整理します。

NG①:水を入れたペットボトルを並べる

猫よけとして昔から知られる方法ですが、猫がすぐ慣れてしまうため忌避効果はほとんどありません。

それ以上に重大なリスクとして、水が入った透明ペットボトルがレンズの役割を果たし、太陽光を集光させて周囲の可燃物を発火させる「収れん火災」を引き起こす危険性があります。消防機関も屋外への放置に強い注意を呼びかけています。

※参考:東京消防庁「収れん火災に注意してください」 

  • 危険性:収れん火災(車両や住宅への延焼リスク)
  • 効果:ほぼなし(猫がすぐに慣れる)
  • 代わりにすべきこと:100均のマットやネットで物理的に侵入経路を塞ぐ

NG②:塩素系漂白剤を屋外に撒く

においで追い払う目的で使われることがありますが、植物を枯らし、コンクリートを傷め、ほかの動物にも有害です。

さらに深刻なのが、酸性の洗剤やお酢、クエン酸と混ざると有毒な塩素ガスが発生することです。

代わりにすべきこと:クエン酸水やお酢を薄めたもの、土の入れ替え

NG③:タバコの吸い殻を漬けた水を撒く

古くから紹介されている方法ですが、これはニコチンを含む液体を屋外に撒く行為です。

猫だけでなく、ほかの動物、子ども、土壌や水路に対しても有害です。誤飲事故の危険もあります。効果の根拠も乏しいため、選ぶ理由がありません。

代わりにすべきこと:市販の忌避剤を用法どおりに使う

NG④:消石灰を撒く

石灰が猫よけになるという情報がありますが、消石灰は強いアルカリ性で、皮膚や目に触れると炎症を起こす恐れがあります。

子どもやペットが立ち入る場所、風で舞いやすい場所には向きません。土壌の性質も変えてしまうため、植物にも影響が出ます。

代わりにすべきこと:物理系のグッズで塞ぐ

NG⑤:木酢液を原液のまま使う

濃度が高いまま撒くと、植物が枯れる、土壌の微生物に影響が出るといった問題が起きます。

必ずパッケージ表示の倍率で希釈してください。においも強いため、隣家との距離が近い場所では風向きと量に配慮が必要です。

代わりにすべきこと:表示どおりに希釈し、まず狭い範囲で試す

NG⑥:用途区分を確認せずに家庭菜園で使う

忌避剤には「屋外用」「非農耕地用」といった用途の区分が表示されています。「非農耕地用」は、作物を栽培する場所での使用を想定していません。

家庭菜園やハーブを育てている花壇の近くで使う場合は、パッケージの表示を必ず確認し、記載のない使い方はしないでください。

代わりにすべきこと:鉢底ネット、マット、ネットなど物理系で対処する

NG⑦:猫を傷つける、危害を加える

水を強くかける、物を投げつける、毒物や罠を設置するといった行為は、「動物の愛護及び管理に関する法律(動物愛護管理法)」により愛護動物への虐待・殺傷罪として厳しく禁じられています。

愛護動物をみだりに殺傷した場合は「5年以下の懲役又は500万円以下の罰金」、虐待や遺棄を行った場合は「1年以下の懲役又は100万円以下の罰金」が科されます。また、相手が飼い猫の場合は、飼い主から不法行為に基づく民事上の損害賠償請求を受ける可能性もあります。

※参考:環境省「動物愛護管理法」 

効果の面から見ても、暴力的な追い払いは一時的に逃げるだけで「人がいない時間帯に来る」ようになるため意味がありません。環境改善(物理的封鎖や消臭)に徹し、野良猫の餌やりトラブルなどが原因と思われる場合は、直接対決せず自治体の環境・生活衛生担当窓口に相談してください。

猫のフンの安全な片づけ方

STEP0の前提となる作業ですが、意外と正しい方法が知られていないのがフンの処理です。

毎日のように片づけている方にとっては切実な作業ですし、衛生面での注意も必要です。短く要点だけまとめます。

用意するものと手順

まず、素手では絶対に触らないでください。 用意するのはゴム手袋、ビニール袋2枚、スコップまたは新聞紙です。

  1. 1
    ステップ1

    ゴム手袋を着ける

  2. 2
    ステップ2

    新聞紙やスコップですくい、ビニール袋に入れる

  3. 3
    ステップ3

    袋の口を縛り、さらにもう1枚の袋に入れて二重にする

  4. 4
    ステップ4

    お住まいの自治体のルールに従って処分する

  5. 5
    ステップ5

    手袋を外し、石けんで手をよく洗う

二重袋にするのは、においの漏れと衛生面の両方に配慮するためです。なお、片づけただけではにおいは残ります。

妊娠中の方・小さなお子さんがいるご家庭の注意

猫の排泄物には「トキソプラズマ(Toxoplasma gondii)」という寄生虫が含まれている場合があります。妊娠中に初感染すると、胎児に影響を及ぼす「先天性トキソプラズマ症」のリスクがあるため、妊娠中の方は処理をご家族に任せるのが最も安全です。

やむを得ずご自身で行う場合は、必ず使い捨て手袋とマスクを着用し、作業後は石けんで入念に手洗いを行ってください。

※参考:国立感染症研究所「トキソプラズマ症とは」 

小さなお子さんが遊ぶ砂場や庭では、被害場所を早めにネットやシートで覆い、遊ぶ前にフン害がないか確認する習慣をつけると安心です。使っていないときの砂場には、カバーやシートをしっかり掛けておきましょう。

対策したのに効かないときの原因と次の一手

「言われたとおりにやったのに、また来た」——猫よけでは珍しくないことです。

ただ、その多くは商品が悪いのではなく、手順や置き方に原因があります。 ここでは症状別に、考えられる原因と次にやるべきことを整理しました。当てはまるものを探してみてください。

忌避剤を撒いたのに同じ場所にフンをされる

もっとも多い原因は、においが残っていることです。忌避剤のにおいよりも、自分の縄張りのにおいのほうが優先されてしまいます。

STEP0の消臭からやり直してください。土なら表面5cmの入れ替え、コンクリートならクエン酸水での中和まで行います。消臭したあとは、においが戻るのを防ぐために物理系のグッズで覆うところまでセットで行うと確実です。

マットを置いたのに上を歩かれた

点で置いているか、通り道に置いているのが原因です。猫はすき間を選んで歩けます。

目的地をすき間なく面で埋めるように置き直し、マット同士を連結してください。守りたい範囲の周囲30cmまで広げると、回り込まれにくくなります。

1か所を塞いだら別のルートから来るようになった

猫は代替経路を探すため、部分的な対策では被害の場所が移動するだけになります。

敷地内の侵入口をまとめて洗い出し、一度に対策してください。すべてを同時に塞げない場合は、被害の多い順に2〜3か所をまとめて処理します。

数日は効いたのに戻ってきた

原因は雨で流れたか、慣れられたかのどちらかです。

雨の翌日は忌避剤を撒き直してください。慣れの場合は、配置を変える、範囲を広げる、別タイプを1つ足すといった変化を加えます。同じ対策を同じ場所に置き続けるほど効果が落ちる、という性質をあらかじめ運用に織り込んでおきましょう。

ネットのすき間から入られる

たるみがあると、持ち上げて潜り込まれます。

U字型シートピンやマルチ押さえを30〜50cm間隔で打ち、四隅だけでなく辺の中間も留めてください。フェンス側は結束バンドやビニールタイで固定します。設置後に手でネットを持ち上げてみて、簡単にめくれるようなら固定が足りていません。

何をしても居着いてしまう

近くに餌場や繁殖場所がある可能性が高い状況です。この場合、個人のグッズ対策だけでは限界があります。

まず餌やりが行われていないかを確認し、必要に応じて自治体の環境・生活衛生担当の窓口や、地域猫活動の相談先に問い合わせてください。感情的な対応や近隣への直接的な抗議は、トラブルを大きくしやすいので避けましょう。

100均では対応が難しいケースの見極め方

次のいずれかに当てはまる場合は、より本格的な対策を検討する段階に来ています。

  1. 守りたい面積が10平方メートルを大きく超える
  2. 複数匹が定着している
  3. 手順どおりに実施して1か月以上、改善が見られない

この場合は、センサー式の装置やフェンスの新設など、費用をかけた対策が選択肢に入ります。

ただし、100均で試した経験は決して無駄にはなりません。 どこから入ってくるのか、どの場所が狙われているのか、どの方法に反応があったのか——こうした情報が集まっているぶん、次の対策の精度は確実に上がります。

100均の猫よけは年間いくらかかる?

最後に、続けた場合の費用の見通しを確認しておきましょう。ここを把握しておくと、「どこまで100均で続けるか」の判断がしやすくなります。

物理系は買い切り、におい系は消耗品

猫よけの費用構造は、2つの系統でまったく違います。

系統 費用の性質 具体例
物理系 買い切り。屋外でも数シーズン使える 1㎡をネットで守る場合:ネット110円+U字ピン110円=合計220円
におい系 消耗品。使い続けるかぎり費用が発生 有効期間ごとの買い替え+雨天後の撒き直し

初期費用だけを見ると大きな差はありませんが、1年、2年と続けたときの差は無視できません。まず物理系で土台をつくり、におい系は必要な場所だけに絞るのが、費用の面でも合理的です。

自分の場合の年間費用を計算する

忌避剤の年間費用は、次の式で概算できます。

必要な袋数 × 年間の撒き直し回数 × 110円

撒き直し回数は、パッケージの有効期間と、お住まいの地域の降雨日数から見積もってください。梅雨や台風の多い時期は当然回数が増えます。

たとえば2平方メートルの範囲を、有効期間1か月の忌避剤で守り、雨で月1回余分に撒き直すとすると、年間で24回分の購入が必要になる計算です。この数字を出しておくと、本格的な対策に切り替えるべきタイミングも判断しやすくなります。

よくある質問

最後に、猫よけに取り組むうえで寄せられることの多い質問をまとめました。

Q. 100均の猫よけは本当に効果がありますか?

効果には個体差があり、ひとつのグッズだけで確実に解決するとはかぎりません。

ただし、においを消してから、目的地を面で塞ぎ、必要に応じて忌避剤を重ねるという手順を守れば、110円のグッズでも十分に機能します。うまくいかない場合の多くは、商品ではなく置き方や順序に原因があります。

Q. 効果はどのくらい続きますか?

物理系(マット・ネット)は置いてあるかぎり効果が続き、屋外でも数シーズン使えることが多いです。

におい系は商品ごとに有効期間が表示されているので、購入時に確認してください。ただしどちらの場合も猫は慣れるため、2〜4週間ごとに配置を変えることを前提にしておきましょう。

Q. 雨が降った後はどうすればいいですか?

忌避剤は雨で流れて効果が落ちるため、雨上がりに撒き直してください。

物理系は基本的に影響を受けませんが、ネットのたるみやマットのずれが生じていないか確認しましょう。「雨の翌日は点検と撒き直し」をルールにしておくと忘れにくくなります。

Q. 猫は猫よけに慣れてしまいますか?

慣れます。猫は学習能力が高く、実際の危険がないとわかれば警戒しなくなります。

とくに光るものや、ただ置いただけの物は慣れが早い傾向があります。物理的に通れなくするタイプは慣れの影響を受けにくいですが、それでも定期的に配置を変えることで効果を保ちやすくなります。

Q. 近所の飼い猫のようです。どう対応すべきですか?

猫に危害を加える対応は絶対に避けてください。 動物愛護管理法の問題に加え、飼い主に対する責任が生じる可能性もあります。

まずは自分の敷地内で入れない環境をつくることに徹しましょう。それでも解決しない場合は、直接抗議するのではなく自治体の担当窓口に相談してください。被害の日時や写真を記録しておくと、相談がスムーズに進みます。

Q. 家庭菜園に忌避剤を撒いても大丈夫ですか?

パッケージの用途区分を必ず確認してください。 「非農耕地用」と表示されているものは、作物を栽培する場所での使用を想定していません。

家庭菜園やハーブの近くでは、忌避剤ではなく鉢底ネットやマット、ネットといった物理系での対策をおすすめします。

Q. 猫がけがをしない置き方はありますか?

トゲ状のマットは、猫が飛び降りる先や、高所から着地する場所には置かないでください。 固定が甘いとずれて足を挟む恐れがあるため、確実に留めることも大切です。

ネットは絡まりを防ぐためにたるませないこと。また、人が踏む可能性のある場所(玄関の動線など)にも置かないようにしましょう。目的はあくまで遠ざけることであって、傷つけることではありません。

Q. 100均で超音波などの機械式猫よけ器は買えますか?

100均ショップでは、電池式やソーラー式の「超音波猫よけ器(超音波発生装置)」は取り扱っていません。

超音波装置はホームセンターやECサイト等で2,000円〜5,000円程度で購入する機器が一般的です。そのため、100均で揃えられる猫よけ対策は「マット」「ネット」「シート」などの物理系グッズと、「粒状・液体・固形」のにおい系忌避剤が中心となります。

まずは手軽で安価な100均の物理系グッズで「目的地の封鎖」を行い、100均グッズのみで防ぎきれない広範囲な庭や複数頭の定着被害がある場合に、市販の超音波機器へのステップアップを検討するのがおすすめです。

まとめ:においを消して「面」で塞げば、100均でも猫は来なくなる

猫よけは、高価な装置がなければ解決できない問題ではありません。110円のグッズでも、正しい順番と置き方さえ守れば十分に効果が出ます。

反対に、どんなに良い商品を買っても、においが残ったまま、通り道に点々と置くだけでは結果は変わりません。買う物より、置き方と順番。 これがこの記事でいちばんお伝えしたかったことです。

まずは被害場所の広さを測って、必要な枚数を書き出すところから始めてみてください。今日の買い物で、今日のうちに設置まで終えられます。

最後に、要点を振り返っておきましょう。

この記事の要点まとめ
  • 100均の猫よけは物理系5種・におい系3種に分かれ、持続性で選ぶなら物理系が有利
  • 広い範囲はネットが圧倒的に安く、狭い範囲や複雑な形はマットが向く
  • 必ずにおいを消してから設置する。忌避剤のパッケージにも明記された、効果を左右する最重要工程
  • マットは通り道ではなく目的地をすき間なく面で埋める。ネットはたるませず端まで留める
  • 猫は慣れるため、2〜4週間ごとに配置を変えることを前提に運用する
  • ペットボトルや塩素系漂白剤の散布は効果がないうえ危険。猫に危害を加える行為は法律違反になる

※以上は記事制作時の情報となります。現時点でのお取り扱いがない可能性もございますが、何卒ご容赦ください。