ツバメの巣対策は100均で足りる!効果的なグッズと設置方法を画像で解説

ツバメの巣対策は100均で足りる!効果的なグッズと設置方法を画像で解説

玄関の軒下でツバメがホバリングしていたり、朝起きたら地面に泥のかけらが落ちていたり。「巣を作られる前に、なんとかしたい」と悩んではいないでしょうか。

結論から言うと、ツバメの巣作り対策は100均のグッズだけで十分に対応できます。必要なのは2〜4点、金額にして220円から。作業時間も15分ほどです。

この記事では、ツバメ対策に使える100均グッズを一覧で整理したうえで、効くものと効きにくいものの違い、場所ごとの設置手順、壁を傷めない固定のしかたまでを解説します。

この記事でわかること
  • ツバメ対策に使える100均グッズの種類と使い分け
  • 効きやすい対策と効きにくい対策の違い
  • 軒下・換気扇フードなど場所別の設置方法
  • 凸凹した外壁や賃貸で壁を傷めずに固定する方法
  • 泥がつき始めている場合の対処法
まとめ買い対応
複数まとめて手配したい方・法人購入をお考えの方へ

アパートの各戸や店舗の軒下など、対策したい箇所が複数あるケースでは、テグスやネット、結束バンドをまとめて用意する必要があります。ワッツのまとめ買いサイトでは、店舗での購入と異なり、必要な数量をまとめて注文できます。

法人アカウントにも対応しており、ショップ運営者や職場・団体での手配にも活用されています。個人での大量購入はもちろん、管理会社や団体でまとめて手配したい場合にもご利用いただけます。

結論:ツバメ対策は100均グッズ4点でできる

ツバメ対策で迷う必要はほとんどありません。守りたい場所によって使うものが変わるだけで、選択肢は3パターンに集約できます。

守りたい場所 方式 買うもの 合計 所要時間 脚立 目立ちにくさ
軒下・玄関ポーチの天井 吊り下げ式 平巻きテープ+固定用テープ 約220円~ 15分 天井が高ければ必要 ★★☆☆☆
換気扇フード・出っ張りの上 遮蔽式 防鳥ネット+マスキングテープ+両面テープ 約330円~ 20分 必要なことが多い ★★★☆☆
凸凹した外壁・賃貸 つっぱり式 つっぱり棒2本+クリップ+ネット 約440円~ 30分 場所による ★★☆☆☆

軒下・玄関ポーチの天井を守るなら|吊り下げ式(15分)

いちばん相談の多い場所であり、この記事の主力パターンです。天井から平たいひもを何本か垂らして、ツバメが壁に近づけないようにします。

買うのは、荷造り用の平巻きテープと、天井に留めるためのテープの2点だけです。

換気扇フードや出っ張りの上を守るなら|遮蔽式(20分)

換気扇フードの上、配管の上、庇の出っ張りの上。これらは平らな足場がある場所で、ツバメにとっては土台として理想的です。ここは吊り下げでは守れないため、面ごとふさぎます。

使うのは防鳥ネットと、固定用のマスキングテープ・両面テープの3点。ネットは100×200cm程度あれば、一般的な換気扇フード(幅60〜80cm)なら1枚で足ります。

凸凹した外壁・賃貸で穴を開けられないなら|つっぱり式(30分)

吹きつけやリシン仕上げのザラザラした外壁は、粘着テープがほとんど効きません。数日で剥がれ落ちます。賃貸ではビスを打つこともできません。

この場合は、つっぱり棒を使って壁に一切触れずに対策します。つっぱり棒2本、ネットを留めるクリップ、ネットの4点。作業は30分ほどで、退去時の原状回復も問題ありません。

対策のタイミング|泥がつき始めていてもまだ間に合う

いちばん良いのは、下見が始まる前の3月上旬から中旬です。ただ、すでに泥が点々とついている段階でも間に合います。泥を落として、その日のうちに対策を設置すれば十分に効果があります。

一方、卵やひなが入っている段階では巣に手を出せません。

100均で買えるツバメ対策グッズ一覧

ツバメ対策には、100均で扱われることのあるさまざまなグッズを活用できます。ここでは、ツバメ対策に使えるものを、はたらき方ごとに分けて一覧にしました。診断や絞り込みはせず、まずは全体像を確認できるように整理しています。

吊り下げて近づけなくするもの|平巻きテープ・テグス

もっとも費用対効果が高いグループです。ただし、買い物でいちばん間違えやすいところでもあります。

[product id="39573"]

「ビニールテープ」という表記に注意

「ビニールテープ」という表現だけでは、電気工事などで使う細い絶縁テープと混同しやすいため注意が必要です。ここで使うのは、荷造り用の平たくて幅の広いひもで、商品名では「平巻きテープ」などと表記されることがあります。

色の選び方

平巻きテープは赤・青・黄・緑・白などがあります。効果を優先するなら赤や青など視認性の高い色、玄関まわりの見た目を優先するなら白が向いています。軒天井が白い住宅なら、白いテープはかなり目立ちません。

物理的に覆ってふさぐもの|防鳥ネット・園芸ネット

換気扇フードの上や、天井と壁の入り隅など「面」をふさぐグループです。園芸用途のネットにも、ツバメ対策へ応用できるものがあります。

網目の大きさが大きすぎるものは避ける

同じ「ネット」でも、網目の大きさ(目合い)で結果が変わります。つる植物を這わせるためのネットは目合いが20cmほどあり、ツバメは平気ですり抜けてしまいます。それどころか、体が引っかかる危険もあります。

ツバメは体長17cmほどの小さな鳥です。目合いは細かいものを選ぶのが原則で、購入時にパッケージの表示か現物で確認してください。

[product id="37172"]

とまり場・土台をなくすもの|トゲトゲマット

猫よけ用として売られているトゲトゲのマットは、換気扇フードや配管の上に敷く用途に転用できます。平らな足場をなくすことで、そこに泥を積めない状態にします。

[product id="6118"]

[product id="6117"]

巣がつく面をツルツルにするもの|梱包用テープ・透明シート

あまり知られていませんが、原理としてはもっとも有効なグループです。ツバメは泥を壁に貼りつけて巣を作るため、貼りつく面をなくしてしまえば物理的に巣が作れません。

透明なので、設置しても玄関まわりの見た目をほとんど損ないません。見た目を気にされる方には、このグループがもっとも向いています。

なお高い場所での作業では、手で切れるタイプが便利です。脚立の上でハサミを出し入れせずに済み、片手が空きます。

[product id="45592"]

光や動きで警戒させるもの|反射材・鳥よけねじり棒

鳥よけ用品として扱われることがあるのが、この系統です。30cmほどのねじれた棒(赤・銀)が売られています。

[product id="18137"]

[product id="18138"]

存在としては手に取りやすいのですが、これ単体で長く効かせるのは難しいのが実際のところです。物理的な対策と組み合わせる補助として考えてください。

固定に使うもの|つっぱり棒・結束バンド・両面テープ

本体を買っても、固定できずに挫折してしまうケースが少なくありません。固定材は先にそろえておきましょう。

布粘着テープは外壁の色に近い色を選ぶと、固定部分がぐっと目立たなくなります。

[product id="4031"]

[product id="4032"]

[product id="41341"]

[product id="51168"]

100均鳥除けグッズの特徴を比較

同じグッズでも、設置場所や使い方によって向き不向きがあります。ここでは、効果の考え方・持続性・設置のしやすさ・見た目・耐久性・賃貸での使いやすさ・鳥への安全性という7つの観点で、各グッズの特徴を整理します。

7つのポイントで見た特徴一覧

各グッズがどのように働くかと、設置時に注意したい点を比較してみます。

グッズ 主なはたらき 持続性 設置のしやすさ 見た目 賃貸で使いやすいか 安全面の注意
平巻きテープ(吊り下げ) 接近する空間を狭くする 固定が保てれば継続しやすい 比較的簡単 色によって目立つ 使いやすい 輪を作らず1点吊りにする
テグス(吊り下げ) 接近する空間を狭くする 固定状態による やや調整が必要 目立ちにくい 使いやすい たるみや絡まりに注意
防鳥ネット(細目) 面をふさいで侵入しにくくする 固定が保てれば継続しやすい 張り方に注意が必要 やや目立つ 固定方法を選べば使いやすい たるませない
防鳥ネット(目合いが粗い) 侵入防止には不向き すり抜け・絡まりの恐れ
トゲトゲマット とまり場や土台をなくす 固定が保てば継続しやすい 比較的簡単 場所によって目立つ 固定方法を選ぶ すき間と設置位置に注意
梱包用OPPテープ 貼りつく面を平滑にする 屋外では粘着劣化に注意 簡単 目立ちにくい 下地保護をすれば使いやすい 粘着面を露出させない
透明マルチシート 広い面を平滑に覆う 固定状態による 比較的簡単 目立ちにくい 固定方法を選ぶ 風によるめくれに注意
鳥よけねじり棒・反射材 視覚的に警戒させる 慣れの影響を受けやすい 簡単 やや目立つ 使いやすい 物理対策の補助として使う
つっぱり棒(固定材) ネットなどを壁に触れず固定する 固定状態による 比較的簡単 場所による 使いやすい 落下しないよう確実に固定

迷ったらこの4つがおすすめ

表を見て迷われたら、次の4点から選んでください。この4点で、一般的な住宅のツバメ対策はほぼカバーできます。

本命グッズ 役割 向いている場所
平巻きテープ 吊り下げて近づけなくする 軒下、玄関ポーチの天井
防鳥ネット(細目) 面をふさぐ 換気扇フードの上、入り隅
梱包用OPPテープ 貼りつく面をなくす 泥がつき始めた壁、狭い範囲
つっぱり棒 壁を傷めずに固定する 凸凹外壁、賃貸

「効いた」「効かなかった」と評価が割れる理由

トゲトゲマットや剣山タイプの鳥よけについて、トゲトゲマットは、敷き方によって効果に差が出ます。ポイントはトゲの間隔と、入り隅まで覆えているかどうかです。

分かれ目は「トゲの間隔」と「入り隅を覆えているか」

ツバメは体の小さな鳥です。トゲの間隔が広いと、そのすき間に体を入れてしまいます。そうなると、トゲはむしろ泥を引っかけるための土台として機能してしまうのです。

もう一点は、壁と面が接する入り隅です。ツバメが巣の基礎にするのはここなので、マットを平らな面にだけ置いて入り隅が空いていると、そこに巣を作られます。

つまり、正しい使い方は次の2点です。

  • すき間を空けずに敷きつめる
  • 壁との入り隅まで覆う(マットを立ち上げる、またはネットを併用する)

買っても効きにくいものとその理由

比較的試しやすい一方で、単体では効果が続きにくい代表的なグッズと、その理由を解説します。

1. CD・キラキラしたものの吊り下げ

もっともよく行われている方法ですが、光だけで警戒させる方法は、時間がたつと慣れられやすいため、単体では効果が続きにくい傾向があります。

光は最初こそ警戒されますが、物理的に邪魔をしているわけではないため、繁殖という強い動機の前では慣れが生じてしまいます。

2. 動かない置き物タイプの鳥よけ

猛禽類をかたどった置き物などは、もともとカラスやハト向けに作られているものが多く、ツバメへの効果は確かめられていません。

動かないものはとくに慣れが早いとされます。使うなら、風で揺れて動くタイプのほうがまだ望みがあります。

3. 超音波タイプの機器

鳥類への効果については、肯定的な情報と否定的な情報の両方があり、決着がついていません。屋外では音が拡散することもあり、数千円を投じる前によく確認されることをおすすめします。少なくとも「これだけで解決する」と考えないほうが安全です。

4. おもちゃのヘビ・風船・鳥よけ磁石

SNS等で「100均のヘビのおもちゃや風船でツバメが逃げた」「強力磁石で地磁気を狂わせる」といった情報を見かけることがあります。しかし、これらも単体での効果は限定的です。

  • おもちゃのヘビ・風船:動かないヘビや変化のない風船は、数日で「害がない」と見破られて慣れられます。
  • 鳥よけ磁石(ネオジム磁石など):ツバメが巣作り時に地磁気に依存しているという科学的根拠(エビデンス)は乏しく、磁石だけで営巣を防ぐことはできません。

物理的な障害(ネットやテープ)を作らず、視覚や感覚だけに頼る対策は、すべて「慣れ」によって破られると覚えておきましょう。

なぜ効くのか?ツバメが巣を作る5つの条件

ツバメが巣を作るために必要としている条件を知っておくと、ご自宅の形状に合わせて「うちならどうすればいいか」をある程度自分で判断できるようになります。

ツバメが選ぶ場所には5つの共通点がある

ツバメが営巣場所に選ぶのは、次の5つがそろった場所です。

条件 内容
① 雨がかからない 屋根や庇があり、泥の巣が流されない
② 入り隅がある 天井と壁が直角に接する角。巣の基礎になる
③ 下地がザラついている 泥が食いつく。ツルツルだと貼りつかない
④ 土台になる出っ張りがある 換気扇フード、配管、梁など
⑤ 接近できる空間がある 壁の手前でホバリングして泥を貼る余地

人家の玄関が選ばれやすいのは、これらに加えて人の出入りがあることでヘビやカラスなどの天敵が近寄りにくいからだといわれています。狙われやすいのは、換気扇フードの上、玄関灯の上、表札まわり、梁と壁の入り隅、雨どいの配管の上です。

対策は「3つの原理」に整理できる

先ほどの5条件のうち、私たちが直接手を加えられるのは③④⑤です。つまり対策は次の3つに整理できます。

原理 やること 対応するグッズ
原理1:貼りつく面をなくす 下地をツルツルにする 梱包用OPPテープ、透明シート、アルミシート
原理2:入り隅と土台をふさぐ 面を覆う、足場をなくす 防鳥ネット、トゲトゲマット
原理3:接近する空間を奪う 手前にじゃまを垂らす 平巻きテープ、テグス

たとえば「うちは天井がないから吊り下げられない」という場合は、原理3が使えないぶん原理1と2で対応する、という判断ができます。

光・音・置き物だけでは慣れられてしまう理由

ここで、先ほど「効きにくい」とした代表的な対策に戻ります。

CD、置き物、超音波、おもちゃのヘビ・風船・鳥よけ磁石は、3つの原理のどれにも当てはまりません。物理的な障害を何も作っておらず、視覚や感覚によって「警戒させているだけ」だからです。警戒は時間とともに薄れますが、巣を作りたいという動機は薄れません。だから最終的に押し切られてしまいます。

ただし、すでにお持ちの場合に捨てる必要はありません。物理的な対策と組み合わせるなら、視覚と物理の二重の効果が期待できます。

自分の家のどこを守ればいいかの見つけ方

家全体を守る必要はありません。困るのは、フンが落ちて実害が出る場所だけです。次の3つを確認してみてください。

  1. 1
    朝と夕方に観察する

    ツバメが下見に来るのはこの時間帯です。どこの上でホバリングしているかを見ます

  2. 2
    落ちているものの真上を見る

    泥のかけらやフンが落ちていたら、その真上が候補地です

  3. 3
    去年の巣跡を探す

    ツバメは前年の場所に戻る習性があります。泥の跡が残っていないか確認します

ツバメの巣対策の設置方法

ここからは実際の作業です。冒頭で紹介した3パターンに、雨どい・配管まわりを加えた4つの手順を、1ステップずつ解説します。各手順のはじめに「必要なもの・所要時間・脚立の要否・難易度」をまとめてありますので、着手前に確認してくださいね。

寸法や間隔はすべて数字で示しています。ここを曖昧にすると失敗するからです。

軒下・玄関ポーチの天井を守る|吊り下げ式

項目 内容
必要なもの 平巻きテープ1本、固定用テープ1本、ハサミ、メジャー
所要時間 約15分
脚立 天井高2.4m以上なら必要
難易度 ★☆☆

ステップ1〜7の手順

  1. 1
    守る範囲の幅を測る

    換気扇フードの上や入り隅など、狙われそうな場所を含む幅をメジャーで測ります

  2. 2
    必要な本数を計算する

    下の換算表を使います

  3. 3
    平巻きテープを30〜40cmに切る

    必要な本数ぶんまとめて切っておくと、脚立の上での作業が楽になります

  4. 4
    天井に印をつける

    壁から約10cm離した位置に、10〜15cm間隔で印を打ちます

  5. 5
    テープの端を固定する

    印の位置にテープの端を当て、固定用テープで留めます

  6. 6
    全体を見て隙間を確認する

    少し離れて見上げ、間隔が空きすぎている箇所がないか確認します

  7. 7
    翌日、風による動きを確認する

    強風でテープが絡まったり外れたりしていないか見ます

必要な本数の換算表

守る幅 必要な本数(間隔12cm) 使用するテープの長さ
0.5m 4〜5本 約2m
1.0m 8〜9本 約3.5m
1.5m 12〜13本 約5m
2.0m 16〜17本 約7m

150m巻を1本買えば、2mの範囲を20年以上ぶんまかなえる計算になります。

間隔が広いと突破されます

もっとも大事なのが間隔です。間隔が広いと、そのすき間から接近される可能性があります。設置後も泥がつくようなら、テープを追加して間隔を狭めてください。

ツバメは翼を広げるとおよそ30cmになります。この翼にテープが当たるかどうかが分かれ目です。10〜15cm間隔を守り、それでも来るようなら10cmまで詰めてください。

換気扇フード・出っ張りの上を守る|遮蔽式

項目 内容
必要なもの 防鳥ネットまたはトゲトゲマット、マスキングテープ、両面テープ、ハサミ
所要時間 約20分
脚立 必要なことが多い
難易度 ★★☆

ステップ1〜6の手順

  1. 1
    フードの寸法を測る

    幅と奥行きを測ります

  2. 2
    実寸+5cmでカットする

    少し大きめに切っておくと、入り隅まで覆えます

  3. 3
    下地のホコリを拭き取る

    乾いた布で拭きます。ここを省くと粘着が効きません

  4. 4
    マスキングテープを下地に貼る

    外壁やフードに直接両面テープを貼らないための下地です

  5. 5
    その上から両面テープで固定する

    端から2cm以内の位置に貼ると剥がれにくくなります

  6. 6
    入り隅に隙間がないか確認する

    ここが最重要。壁との角が空いていないか必ず見ます

マスキングテープを下地に敷く理由

両面テープを外壁に直接貼ると、剥がすときに塗装を持っていってしまうことがあります。あいだにマスキングテープを1枚挟んでおけば、剥がすときはマスキングテープごと外せるため、外壁を傷めません。

賃貸はもちろん、持ち家でも外壁の補修は高くつきます。ひと手間かける価値があります。

凸凹の外壁・賃貸で穴を開けられない場合|つっぱり式

項目 内容
必要なもの つっぱり棒2本、つっぱりクリップ、ネット、壁面ガード
所要時間 約30分
脚立 場所による
難易度 ★★☆

ステップ1〜6の手順

  1. 1
    突っ張れる位置を探す

    壁と壁、柱と柱など、向かい合った面を探します

  2. 2
    幅を測って棒のサイズを選ぶ

    30-50cm用と40-70cm用があります

  3. 3
    壁面ガードを当てて1本目を渡す

    ガードを挟むと壁が凹まず、ずれも防げます

  4. 4
    2本目を平行に渡す

    上下または手前奥に、20〜30cm離して設置します

  5. 5
    ネットをクリップで留める

    2本の棒のあいだにネットを張ります

  6. 6
    たるみを取る

    ここが安全上とても重要です

たるみは指1本ぶん以内に

ネットがたるんでいると、隙間から入り込まれるだけでなく、ツバメが絡まってしまう事故につながるおそれがあります。

張ったあとに指で押してみて、沈み込みが指1本ぶん以内に収まるまでテンションをかけてください。

雨どいや配管の上を守る|結束バンド式

項目 内容
必要なもの トゲトゲマットまたはネット、結束バンド、ニッパーまたはハサミ
所要時間 約15分
脚立 高さによる
難易度 ★★☆

玄関だけ守っても、すぐ横の配管の上に移られては意味がありません。見落とされやすい場所です。

  1. 配管の外周を測る — ぐるりと巻ける長さを確認します
  2. 資材を配管に沿う長さにカットする — 外周+2cmが目安です
  3. 配管に仮止めする — テープなどで軽く留めておくと作業が楽です
  4. 結束バンドを3〜4か所で締める — 30cm間隔が目安です
  5. 余ったバンドを切る — 切り口が鋭くならないよう、根元で切ります

配管は黒や白が多いので、資材も配管の色に近いものを選ぶと、下から見上げてもほとんどわかりません。

[product id="31930"]

設置してから3日間の観察と微調整

設置して終わり、ではありません。翌日から3日ほど、次の3点を確認してください。

確認すること まだ来る・問題がある場合の対処
ツバメがまだ来ているか 間隔を15cm→10cmに詰める
泥がついていないか ついた箇所に重点的に追加する
テープやネットが動いていないか 固定を増やす、テンションをかけ直す

設置後も接近が続く場合は、1〜2本ずつ追加して間隔を調整してください。少しの間隔調整で侵入しにくくなることがあります。

壁を傷めずに固定するには?下地別の取りつけ方

「買ったのに取りつけられない」でつまずく方が少なくありません。とくに、ザラザラした外壁は粘着テープがまったく効かず、ここで諦めてしまうケースが目立ちます。

この章では、下地の種類ごとに使える固定方法を一覧にしたうえで、粘着が効かない外壁・有孔ボードの天井・賃貸という3つの難所に個別の解決策を示します。剥がすときの原状回復まで扱いますので、賃貸の方も安心して読み進めてください。

下地×固定方法の早見表

下地 両面テープ直貼り マステ下地+両面テープ 穴に差し込む 結束バンド つっぱり棒
塗装天井(平滑)
有孔ボード天井
木部
モルタル・吹きつけ × ×
窯業系サイディング
金属(雨どい・フード)
突っ張れる開口部

自宅の下地の見分け方

  • 手で触ってザラつく → モルタル・吹きつけ系。粘着は効きません
  • 小さな穴が等間隔に並んでいる → 有孔ボード。差し込み固定が使えます
  • 磁石がつく → 金属。結束バンドか両面テープが使えます

ザラザラした外壁でテープが付かないときは

吹きつけやリシン仕上げの外壁は、表面に細かい凹凸があるため、テープが接する面積がごくわずかしかありません。貼った直後はついていても、数日で剥がれます。剥がれたテープが風で飛ぶと、近隣の迷惑にもなります。

この場合の解決ルートは2つです。

ルート 内容 向いている場所
つっぱり式 壁に触れずに棒を渡してネットを張る 向かい合った面がある場所
結束バンド式 既存の構造物に縛りつける 雨どい、配管、物干し金具、照明のアーム

どちらも壁に一切手を加えないため、賃貸でも問題ありません。すでにある構造物を土台として使うという発想に切り替えるのがポイントです。

有孔ボードの天井なら、穴に差し込むだけで固定できる

玄関ポーチの天井によく使われているのが、小さな穴が等間隔に並んだ板です。ここでは粘着もビスも要りません。

  1. 平巻きテープの端を4〜5回折り重ねる
  2. 折った部分を割りばしの先で挟むように持つ
  3. 穴に押し込み、割りばしを抜く

抜け落ちを防ぐコツ

この方法はとても手軽な反面、年月が経つとテープが抜け落ちることがあります。長期間そのままにすると、固定が緩んだり抜け落ちたりすることがあります。

端を4〜5回しっかり折って厚みを出すことと、シーズン初め(3月上旬)と台風の前に抜けていないか見る習慣をつけることで防げます。

はがすときのために|原状回復と粘着跡の対処

対策資材は、いずれ剥がすときが来ます。

手順 内容
1 ぬるま湯を含ませた布を当てて温める
2 端からゆっくり、平行に近い角度で引く
3 残った糊は消しゴムか中性洗剤で落とす

やってはいけないのは、シンナーなどの溶剤を使うことです。粘着はよく落ちますが、外壁の塗装まで溶かしてしまいます。

屋外に長期間貼ったテープは硬化して剥がしにくくなるため、シーズンの終わり(10月ごろ)に一度剥がして貼り直す運用のほうが、結果的に楽で安全です。

やってしまいがちな失敗と、その原因

ツバメ対策は、やり方を少し間違えるだけで効果がゼロになります。ここでは起こりやすい5つの失敗を、「どういう症状が出るか」「なぜそうなるか」「どう直すか」の順で整理しました。すでに対策したのにうまくいっていない方は、当てはまるものを探して読んでください。これから作業する方も、先に目を通しておくと手戻りを防げます。

失敗①:貼ったのにすぐ剥がれた

もっとも多い失敗です。原因は3つに絞られます。

原因 見分け方 対処
外壁が凸凹している 手で触ってザラつく つっぱり式・結束バンド式に変更する
下地にホコリや汚れがある 拭くと黒く汚れる 乾いた布で拭いてから貼り直す
屋外向けでない粘着材を使った 数日〜数週間で剥離 布粘着テープなど屋外向けに変更する

下地が原因の場合は、粘着をどれだけ強くしても解決しません。固定方法そのものを変えるのが正解です。

失敗②:置いたのに、その上に巣を作られた

トゲトゲマットや剣山タイプで起きる失敗です。すでに触れたとおり、原因は「トゲの間隔が広い」「壁との入り隅が空いている」の2点。

対処は、マットを追加してすき間を埋めること、そして入り隅にネットを併用して角を埋めることです。平らな面だけを守っても、角が空いていれば意味がありません。

失敗③:風で飛んだ・たるんで隙間ができた

屋外ならではの失敗です。

  • 吊り下げが飛ばされた → 固定に屋外向けでないテープを使っている。両端を固定する、屋外向けのテープに替える
  • ネットがたるんだ → 支持点が少ない。30cm間隔以内で支持を増やし、たるみを指1本ぶん以内に抑える

台風の前にひと通り確認する習慣をつけておくと、シーズン途中で穴が開くのを防げます。

失敗④:ツバメが引っかかってしまった

もっとも避けたい失敗であり、人為的な事故につながるケースです。

原因 対処
粘着面が露出している 粘着面は必ず下地側に向け、屋外に露出させない
ネットがたるんでいる テンションをかけ、沈み込みを指1本ぶん以内に抑える
網目の大きさが中途半端 通り抜けられない細かさ(目合い1cm前後)のものを選ぶ
トリモチや粘着シートは使用しない

ネズミ捕り用の強力粘着シートや「とりもち」をツバメの営巣防止に使用することは絶対に避けてください。

羽に粘着剤が一度でも付着すると自力で飛ぶことができなくなり、落命に直結します。意図的に野鳥を殺傷・損傷させた場合、鳥獣保護管理法違反として処罰の対象となります。

万が一、ネットや資材にツバメが絡まっているのを発見した場合は、無理に引っ張らず、速やかにお住まいの自治体の鳥獣保護担当窓口(環境課など)や野生鳥獣救護機関に相談してください。

失敗⑤:泥を落としたのに、翌日また塗られた

掃除だけで済ませた場合の典型です。ツバメは前日・前年の場所を記憶していますし、掃除をしても5つの条件は何も変わっていません。だから戻ってきます。

正しい手順は次のとおりです。

  1. 1
    ステップ1

    泥を水で湿らせてふやかす(乾いたままこそげると下地を傷めます)

  2. 2
    ステップ2

    ヘラなどでこそげ落とす

  3. 3
    ステップ3

    30分〜1時間乾かす

  4. 4
    ステップ4

    同じ日のうちに、貼りつく面をなくす、または吊り下げを設置する

ポイントは4番です。除去と対策をセットで、同日に行ってください。ここを翌日に回すと、その晩にまた塗られます。

ツバメを傷つけない対策の基準

ツバメ対策を調べている方の多くが、「追い払うのは気が引ける」という気持ちを抱えています。縁起物といわれてきた鳥ですし、家族から「かわいそう」と言われることもあるでしょう。

この記事でお伝えしてきた対策は、ツバメを排除するものではなく、この場所を選ばないでもらうためのものです。ここでは、やっていいことと避けるべきことの線引きをまとめました。

やっていいこと・やってはいけないこと

区分 内容 理由
○ やっていい 貼りつく面をツルツルにする 物理的に巣が作れないだけ。鳥に危害はない
○ やっていい ネットやマットで面をふさぐ とまれないだけ。適切に張れば安全
○ やっていい ひもを垂らして進入をじゃまする 接近できないだけ
○ やっていい 営巣が始まる前に設置する 別の場所を選ぶ余地がある
× 避ける トリモチ、粘着面の露出 羽につくと飛べなくなる
× 避ける たるんだネットの張り方 絡まって動けなくなる
× 避ける 卵やひながいる巣への干渉 法律上の問題があり、命にもかかわる
× 避ける 繁殖期に巣へ頻繁に近づく 親鳥が育雛を放棄する恐れがある

絡まらせない張り方の3つの目安

安全性は「気をつける」では担保できません。次の3つは数字と形で守れます。

  1. ネットはたるませない — 指で押して沈み込みが指1本ぶん以内
  2. 支持点を30cm間隔以内で増やす — 支持が少ないほどたるみます
  3. 吊り下げるひもは1点吊りにする — 両端を留めて輪を作ると、そこに首や脚が入ります

「他の場所なら作ってもらっていい」という考え方

家じゅうを守る必要はまったくありません。困るのは、フンが落ちて実害が出る場所だけのはずです。

守ったほうがいい場所 開けておいてもいい場所
玄関の真上、人の出入り口 人が通らない裏手の軒下
洗濯物を干す場所の上 使っていない物置の軒
駐車スペースの上 風当たりが強く、もともと選ばれにくい場所
冷蔵庫や食品を置く場所の上

対策の範囲を絞れば、費用も見た目の負担も減ります。そして何より、「追い出した」のではなく「場所を選び直してもらった」という形になります。ご家族に説明するときも、この伝え方のほうが納得を得やすいはずです。

巣を作られたあとはどうする?

すでに泥がついている、あるいは巣が完成してしまった。この段階で検索されている方も多いはずですが、ここを正面から扱っている記事はあまり多くありません。結論から言うと、できることは巣の状態によって変わります。卵やひながいるかどうかが分かれ目です。ここでは法律上の線引きを整理したうえで、段階ごとの対応を示します。

撤去していいかどうかは、卵とひなの有無で決まる

ツバメは「鳥獣の保護及び管理並びに狩猟の適正化に関する法律(鳥獣保護管理法)」によって保護されている野生鳥獣です。

卵やひなが入っている巣を無許可で撤去したり傷つけたりすることは法律で禁止されています(鳥獣保護管理法第8条)。 違反した場合は、1年以下の懲役または100万円以下の罰金(同法第83条)の対象となる可能性があるため、絶対に行ってはいけません。

一方、まだ卵やひながいない「つくり始めの段階(泥のみ)」や、巣立った後の「空の巣」であれば、特別な許可なく撤去・掃除することが可能です。

巣の状態 撤去・除去 補足
泥がついただけ ○ できる 早いほど楽
お椀の半分ほど ○ できる まだ卵はない段階
完成しているが空 △ 確認を 産卵前なら可能だが、念のため自治体へ確認を推奨
卵がある × できない 巣立ちまで温かく見守る(違法となるため撤去不可)
ひながいる × できない 巣立ちまで温かく見守る(違法となるため撤去不可)
巣立ったあと ○ できる 翌年の再営巣を防ぐため完全撤去を推奨

※判断に迷う場合や、どうしてもフン害等で生活に支障が出る場合は、お住まいの都道府県・市町村の鳥獣保護担当窓口(環境課など)へ事前にご相談ください。

泥がつき始めた段階なら、まだ間に合う

泥が点々とついている、あるいはお椀の底ができかけている段階なら、まだ卵はありません。この段階での対応が、もっとも現実的で効果的です。

湿らせる → 落とす → 乾かす → 同日中に対策を設置。この4ステップを1日で完結させてください。

ツバメは数日かけて巣を作ります。着工直後に気づけたのであれば、まだ十分に間に合います。

巣立ちを待つあいだのフン対策|100均で作るフン受け

卵やひながいる場合、巣には触れられません。それでもフンは毎日落ちてきます。この期間をしのぐ唯一の現実的な方法が、100均グッズで作るフン受けの設置です。

100均で作る軽量フン受けの作り方

加工しやすく軽量な「プラダン(プラスチック段ボール)」または「PPシート」を使用するのがおすすめです。

  • 必要な材料(すべて100均で入手可能):
  • プラダンまたはPPシート(A4〜A3サイズ相当):1枚
  • ガムテープ(または布粘着テープ):1個
  • 伸縮つっぱり棒(壁に突っ張れる場合)またはS字フック・結束バンド:適量
  • 新聞紙またはキッチンペーパー:適量
  • 作成・設置手順:
  • 1. プラダンを巣のサイズより一回り大きくカットする(30cm×30cm程度が目安)。
  • 2. 端を2〜3cmほど立ち上げてテープで留め、フンやゴミがこぼれ落ちないトレイ状にする。
  • 3. 巣の30cm〜50cm直下に設置する(※近すぎると親鳥が警戒し、遠すぎるとフンをキャッチできません)。
  • 4. トレイの上に新聞紙やキッチンペーパーを敷く。
  • 5. 新聞紙は3〜5日おきに交換する(汚れが溜まったら丸めて捨てるだけ)。

設置するときの最重要の注意点

フン受けの設置作業は、どうしても巣に近づくことになります。

  • 親鳥が留守にしている時間帯に、5分以内の短時間で済ませる
  • 長時間、巣の近くにとどまらない
  • 巣そのものや壁に触れて振動を与えない
  • 高所作業で脚立を使う場合は、必ず誰かに支えてもらう

親鳥が強い警戒を感じると、育雛(いくすう)を放棄して巣から戻らなくなるおそれがあります。作業は手早く、静かに行ってください。

巣立ったあとの掃除と消毒|翌年の再営巣を防ぐ

ひなが巣立つのは、おおむね7月以降です。このタイミングでの作業が、翌年を左右します。

作業の手順

手順 内容
1 マスク・手袋・長袖を着用する
2 巣を撤去する
3 泥の痕跡まで完全に落とす
4 水洗いし、乾燥させる
5 仕上げに貼りつく面をなくす対策まで済ませる

巣にはダニなどが残っている可能性があります。素手で触らず、作業後は必ず手を洗ってください。

痕跡を残さないことが、翌年の最大の防御になります

手順3がとくに重要です。泥の跡が残っていると、ツバメは翌年またそこを選びます。下地がツルツルになるまで落としきることで、翌年の再来訪をかなり抑えられます。

さらに手順5まで済ませておけば、翌シーズンの作業はほぼゼロになります。

対策の時期と、翌年に向けた点検

ツバメは毎年やってきます。1回設置して終わりにするのではなく、年間のリズムとして運用に組み込んでしまうほうが、結果的にいちばん楽です。

この章では、設置に適した時期、設置後の点検タイミング、そして翌年に向けてやっておくことを、年間カレンダーの形で整理してみました。ここまで押さえておけば、来年は5分の点検だけで済むようになります。

いつ設置するのがいちばんいいか

時期 状況 やること
3月上旬〜中旬 飛来前 最適。設置または前年ぶんの点検
3月下旬〜4月 下見期 十分間に合う。早めに設置
4月〜5月 巣作り開始 泥を落とし、同日中に対策
6月以降 産卵・育雛 巣には触れない。フン受けで対応

いちばん良いのは3月上旬です。まだ場所が決まっていないため、別の場所を選んでもらいやすくなります。

設置後の点検カレンダー

時期 見るところ 所要時間
3月上旬 テープの抜け落ち、ネットのたるみ、粘着の劣化 5分
4〜5月(週1回) ツバメの飛来、泥の付着、隙間の有無 3分
7〜8月(台風前) 固定の緩み、飛散の恐れ 5分
10月 そのまま残すか、貼り直すかの判断 10分

前年のものを残しておけば、翌年の作業は3月の点検だけで済みます。

設置後の経過を記録する

設置後の様子は、主観ではなく日付と状態を記録しておくと翌年の判断材料になります。

記録日 確認すること 記録例
設置日 設置場所・本数・間隔・固定状態 写真やメモで残す
1週間後 飛来の有無、泥の付着、資材のずれ 「飛来あり/なし」「泥あり/なし」など
1か月後 営巣の有無、固定の緩み、色あせ 変化があれば追記
シーズン終了時 営巣の有無、資材の劣化、翌年の改善点 来年も残すか交換するかを判断

「効果があった」とだけ残すのではなく、「設置後◯日、飛来あり/なし、泥の付着あり/なし」のように記録しておくと、翌年の判断材料になります。

来年また来られないために、いまやっておくこと

  1. 巣跡・泥の痕跡を完全に落とし、下地を平滑にする — これが最大の防御です
  2. 今年の対策資材はシーズンオフも残しておく — 劣化していれば貼り直します
  3. 来年3月上旬に5分だけ点検する — 抜け落ちとたるみを見るだけです

この3点だけで、来年の作業はほぼなくなります。

ツバメ対策のよくある質問

最後に、ツバメの巣対策でよくある質問をまとめました。

もう泥がついていますが、間に合いますか?

間に合います。泥が点々とついている段階、お椀の底ができかけている段階なら、まだ卵はありません。泥を落として、その日のうちに対策を設置してください。除去だけで終えると翌日また塗られます。

巣を撤去したら違法になりますか?

卵やひなが入っている場合は手を出せません。まだ何もいない段階での除去や、営巣前の予防措置は通常問題になりません。判断に迷う場合は、お住まいの自治体の鳥獣保護担当窓口にご確認ください。

賃貸でもできますか?

できます。つっぱり棒を使う方法なら壁に一切触れません。粘着を使う場合も、下地にマスキングテープを1枚挟めば外壁を傷めずに剥がせます。

脚立がなくても対策できますか?

手が届く範囲であれば可能です。柄の長い道具を使うより、手で切れるタイプのテープを選んで片手を空けるほうが安全です。どうしても届かない場合は、無理をせず誰かに手伝ってもらってください。

CDを吊るすのは本当に効かないのですか?

効かないというより、続かないというのが正確です。最初は警戒しますが、物理的に邪魔をしていないため慣れられます。物理的な対策と組み合わせる補助としてなら意味があります。

100均だけで足りますか?

足ります。この記事で紹介した対策は、すべて100均で入手できるもので完結します。ホームセンターの本格的な防鳥資材は数千円かかるうえ、施工にも工具が要ります。まず100均で試して、足りなければ追加する順番で十分です。

効果は何年くらい持ちますか?

固定さえ外れなければ、かなり長く持ちます。固定が安定していれば長期間使えることもあります。つまり、外れていないかの点検さえすれば長持ちするということです。年に2回、各5分の点検を習慣にしてください。

ベランダに来る場合はどうすればいいですか?

ベランダは天井がある場合とない場合があります。天井があれば吊り下げ式、なければ手すりや物干し金具につっぱり棒を渡す方法、または壁面をツルツルにする方法が有効です。洗濯物への被害を防ぐことが目的なら、干す位置の真上だけを守れば十分です。

売り場に何もなかったときはどうすればいいですか?

鳥よけ専用品だけでなく、園芸用品、梱包用品、収納用品、手芸用品の中にも対策に使える商品があります。防鳥ネット、平巻きテープ、つっぱり棒など、必要な機能に応じて商品カテゴリから探してください。

まとめ:まずは2~4点を用意して今シーズンの軒下を守りましょう

ツバメの巣作り対策は、特別な道具も専門業者も必要ありません。必要なのは、正しいグッズを正しい間隔で設置することだけです。何を買えばいいかが決まり、設置の数字がわかっていれば、今日の帰り道に買い物をして、帰宅後15分で終わらせることができます。

そして大切なのは、これが「追い出す」対策ではないということです。ツバメには他にいくらでも選択肢があります。困る場所だけを守り、あとは開けておく。それで十分に共存できます。

この記事の要点を、以下にまとめます。

この記事の要点まとめ
  • 買うのは2〜4点から。軒下なら平巻きテープと固定用テープの2点で足り、150m巻を1本買えば数年分まかなえる
  • 鳥よけ専用品だけでなく、園芸・梱包・収納・手芸用品にも対策に使えるものがある
  • 効くのは物理的に条件をなくすものだけ。CD・置き物・超音波は慣れられるため、単体では続かない
  • 間隔と入り隅が成否を分ける。吊り下げは10〜15cm間隔、面を覆うときは壁との角まで確実にふさぐ
  • 凸凹した外壁や賃貸でも対策できる。つっぱり棒か結束バンドを使えば、壁に一切触れずに設置できる
  • 泥がつき始めていてもまだ間に合う。ただし、除去と対策の設置は必ず同じ日のうちに行う
  • 卵やひながいる場合は巣に触れない。フン受けで巣立ちを待ち、巣立ち後に痕跡を落としきることが翌年の最大の防御になる

※以上は記事制作時の情報となります。現時点でのお取り扱いがない可能性もございますが、何卒ご容赦ください。