「ワッツオンライン」コラムレポーターの“すみ”です。
みなさーん!あの渋谷スクランブル交差点にWatts(ワッツ)が登場します♪
あ、お店ではないんです。今回は渋谷の大型ビジョンにあらわれますよー!
ハチ公口すぐ♪ 渋谷の大型ビジョンにWatts(ワッツ)が!
上の写真のJR渋谷駅ハチ公口から出てすぐ、右側を見ると交差点の奥に屋外大型ビジョンがあるのが見えます。
ここに1時間に1回Watts(ワッツ)が登場するということで、ハチ公前広場付近で待っていると…
13:00ジャスト。先程まで静かな広告が流れていた画面に、思いっきりカラフルな文字が踊りました。
わー! 発見しましたー!
渋谷にWatts(ワッツ)の店は無いんですよね。でもそんなの関係ねぇとばかりに屋外大型ビジョンのメッカ・渋谷に堂々と広告を流すそのガッツ。嫌いじゃない…。
「どうして渋谷に広告を?」担当者に聞いてみた!
詳しい話を聞くため、株式会社ワッツ 事業戦略部の興梠(こうろぎ)さんを直撃。
「どうして店舗のない渋谷に広告を出したんですか?」と失礼を承知で聞いてみたところ、眼鏡の奥の優しげな目を細め、遠くの方を見ながら答えてくれました。
「これは思い切りと勢いで実現したプロジェクトでした。限られた時間の中での戦いは、かなり厳しいものでした。でも、とにかく一人でも多くの人にWatts(ワッツ)を知ってもらいたかったんです」
ほう…。何やらドラマティックな予感にワクワクが止まらない。
すみの脳内で、TVで聞き慣れたヴァイオリンのオープニング曲が情熱的に鳴り響く。もう止まらないので、ここからは某ドキュメンタリー番組風にお伝えいたします。
一本の電話から始まったタイムレース
運が味方した! 渋谷という大舞台
2022年9月。
その日の朝、興梠の元に一本の電話がかかってきた。
渋谷スクランブル交差点の大型ビジョンの広告枠が、突如空いたという。JR渋谷駅から出てすぐの好位置、またとないチャンスだ。
即決できるならその枠に入れるという。急いで決定する必要があった。
「実は、マスメディア広告への取り組みは今年が初めて。大阪の御堂筋線の交通広告です。どうせやるなら、次はさらに大きくやりたいと思っていました。でもまさか渋谷の大型ビジョンに出せるとは思ってなかったので、とてもラッキーでしたね」
しかし実際にはスケジュールがかなりきつい。
こうした大掛かりな広告は予算編成や社内稟議などを経て、1年以上前から取り組むことが常だ。
しかし今回は、話が来た時点でもう公開まで3ヶ月を切っていた。異例中の異例だ。
はたして間に合うのか…? 勇気を要する決断だった。
「それでもチャレンジしたいですよね。1人でも多くの人にWatts(ワッツ)を知ってもらうチャンスを逃したくはない、その一心で決めました」
こうして100均ワッツの「渋谷大型ビジョン出稿プロジェクト」が始まったのである。
「みんなが参加できるものにしたい」生活者に寄りそう100均として
ある程度予想していたものの、いざ始まると課題は山積み。
予算取り、社内稟議、制作会社の決定、キャスティング、CF(コマーシャルフィルム)の制作。順番にこだわってはいられない。出来ることから同時並行で進めて行くしかない。異例だらけ、何もかもが初めてのことだらけだった。
中でも頭を悩ませたのは、キャンペーンの内容だ。
渋谷の一等地でWatts(ワッツ)をPRできる、こんなチャンスは滅多に無い。せっかくの機会を無駄にしないように、持てる力を出し切ろうと興梠は決意した。
「100円ショップWatts(ワッツ)を広く知ってもらう事は大きな目標です。ですがそれだけでは物足りないと思いました。生活者に寄りそう商品開発を目指す100均として、みんなが参加できるものがいい。そして、大阪らしさ溢れる面白いものにしたかったんです」
そこで浮かんだのが、これから発売する商品の企画にユーザーが参加できる『ワッツ新商品総選挙!!キャンペーン』だ。
商品化前のアイテム10個の中から「これは欲しい! 」と思うものに、Webサイトから投票できる。「こんな商品があったら良いのに」というアイデアがある場合は、コメントを送ることも可能だ。
さらに、参加した人に喜んでほしいとの思いから、抽選で10名に楽天ポイント10万円分を山分けする特典も追加した。
商品写真も情報も無い! ひらめきがピンチを救った
しかし、またしても困難に直面した。
今回の試みでは、発売前の商品アイデアに一般ユーザーが投票する。
企画中の商品のアイデアを世の中に出す。これまで考えもしなかったことだ。リスクが大きいのではないかと、社内でも意見が分かれた。
加えて、まだ商品が出来上がっていないので写真も無いのだ。
「10月中には素材を揃えないといけなかったので、正直焦りました。そこでひらめいたのが、写真の代わりにイラストを使うこと。ワッツオンラインの責任者でもある高澤の趣味がイラストを描くことなんですが、彼のゆる〜い絵がイイ味だったのでそのままお願いすることに」
いきなり抜擢された高澤もまた、時間が無い。業務の合間を縫って次から次へと、特徴をとらえたイラストを描いた。
どんなイラストが出来上がったのか、詳しくは投票ページで確認して欲しい。
ちなみにゆるいのはイラストだけではない。「宇宙食」といったマニアックな商品の企画が紛れ込んでいるのも見逃せない。
あえて関西弁! ナレーションも付いて、いよいよCF完成
時間も予算もない中、ここまではアイデアと勢い、自分たちで何とかするDIY精神で乗り切ってきた。それでも自前でまかなえないのが、CFのナレーションだ。
関西弁もOKという、元気でインパクトのある男性の声優さんにお願いした。
「東京の渋谷で流すCFですが、大阪の会社である100均ワッツの雰囲気をそのまま伝えたいので、あえて関西弁でお願いしました」
そして、2022年11月30日。ついに「渋谷スクランブル交差点 109フォーラムビジョン」にワッツのCFが流れたのである。
すみの脳内で優雅なヴァイオリンが奏でられ、ひとつのドラマが幕を閉じた。
ワッツのチャレンジ精神とガッツの結晶♪ 渋谷に来たら見てほしい!
ここからは某番組風ではなく、すみの通常レポートに戻ります。
12月某日。
すみは「渋谷スクランブル交差点 109フォーラムビジョン」に、Watts(ワッツ)の文字が映るのを今か今かと待っていました。
そう、すみは知ってしまったのです。もうすぐここに映るCFが完成するまでに、数々のドラマがあったことを。そしてそこには、たくさんの想いが込められていることを。
すみはもう、この渋谷のど真ん中に響き渡るであろう関西弁が聞きたくてたまらないのです…!
そして楽しみに待つこと1時間弱。
つ、ついにきました! 画面にWatts(ワッツ)の文字がー!
あれ、ちょっと音量が思ったよりも小さい…? これは関西弁かどうかわからないかもしれない!?
あ、周りの音が落ち着いてきた瞬間、「めっちゃ欲しいを創る100均ワッツです〜!」 という関西弁がバッチリ聞こえました。よかった…。
異例づくしの中で漕ぎ着けた今回の渋谷大型ビジョン広告。
厳しいスケジュールの中でも、大阪らしさや面白さにこだわる姿勢に、型にハマらないWatts(ワッツ)のガッツを見ちゃった気がします。
これからも続く、株式会社ワッツの挑戦
興梠さんに聞いたところ、Watts(ワッツ)にとって2022年は、これまで以上に新しいことに挑戦してきた一年だったそう。
「Watts(ワッツ)公式アプリ」のリリース、「オンラインショップまとめ購入専用サイト」のオープン、「店舗受け取りサービス」の開始、そして今回の『ワッツ新商品総選挙!!キャンペーン』。
「2023年もWatts(ワッツ)はどんどん新しいことに挑戦しようと思っています」
現状に満足せず飽くなき挑戦を続けていくんですね。推せる…。2023年も100均ワッツがどんな楽しいことをしてくれちゃうんだろう!? とすみも目が離せません。
ちなみに、今回の『ワッツ新商品総選挙!!キャンペーン』で、興梠さんが「ぜひ商品化して欲しい」と思っているのは「お風呂でサウナ傘」なのだとか。
「ナニソレ…?」 と思ったすみ。投票ページで商品イラストを見て、不覚にも少し欲しくなりました。
でも、すみの推しは「快眠暖かドーム」ですから!! そして、すみの小学生の娘は「宇宙食」を激推ししていました。この投票、好みが出て面白いです。
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