100均でできる!薬の飲み忘れ防止アイデア14選|ちょっとした工夫でおくすり管理

100均でできる!薬の飲み忘れ防止アイデア14選|ちょっとした工夫でおくすり管理

「朝の薬、飲んだかどうか覚えていない」「寝る前の薬だけ、いつも忘れてしまう」。毎日のことだからこそ、気をつけているつもりでも薬の飲み忘れは起こるものです。

そんなときに役立つのが、100均グッズを使ったちょっとした工夫です。ピルケースで仕分けるだけでなく、壁掛けポケットで見える化したり、毎日の行動とセットにしたりと、100均のものだけでできるアイデアはたくさんあります。

この記事では、100均グッズでできる薬の飲み忘れ防止アイデアを、使う場面ごとに14個紹介します。どれも、必要なものと手順、続けるコツをセットでまとめたので、自分に合いそうなものから試してみてくださいね。

この記事でわかること
  • 100均グッズでできる薬の飲み忘れ防止アイデア
  • 飲んだかどうかを確認しやすい仕分け方
  • 寝る前・外出先など場面別の工夫
  • 薬をケースへ移すときの注意点
  • 飲み忘れに気づいたときの基本的な対処
まとめ買い対応
施設で利用者の方の分をそろえたい方へ

介護施設やグループホームでは、服薬の管理を利用者ごとに分ける必要があり、ピルケースや壁掛けポケットを人数分そろえる場面があります。ワッツのまとめ買いサイトでは、店舗をまわらずに必要な数量をまとめて注文できます。

法人アカウントでの購入にも対応しているため、施設のご担当者にも活用されています。個人での大量購入はもちろん、職場や団体でまとめて手配したい場合にもご利用いただけます。

【一覧でわかる】100均でできる薬の飲み忘れ防止アイデア14選

まずは、この記事で紹介するアイデアを一覧にまとめました。「こんな人におすすめ」の列を見ながら、気になるアイデアを確認してみてください。

アイデア 使う100均アイテム こんな人におすすめ
1. 1週間用のピルケースで曜日ごとに仕分ける 1週間用のピルケース 1日1回の薬を飲んだかどうか忘れる
2. 時間帯で仕切られたケースで朝・昼・夜を分ける 時間帯で仕切られたピルケース 1日に何回も薬を飲む
3. 製氷皿を1週間分のお薬トレーにする 製氷皿 薬の数が多く、ピルケースに入りきらない
4. 飲み終えたシートを入れる「空き箱」を置く 小物ケース 飲んだかどうかをあとから確かめたい
5. 壁掛けポケットをお薬カレンダーにする 壁掛けポケット 薬を飲むこと自体を忘れてしまう
6. ドアや冷蔵庫の横にポケットを掛ける ドアや壁に掛けられるポケット 薬を置いた部屋に行かない日がある
7. ホワイトボードで「飲んだ」チェック表をつくる ホワイトボード、マグネット 家族といっしょに確認したい
8. カレンダーに飲んだらシールを貼る カレンダー、シール 記録をつけると続けやすい
9. トレーに「コップと薬」をセットしておく トレー、コップ 水を用意するのが面倒で後回しになる
10. スマホの充電場所の隣に薬を置く 小物ケース アラームを止めたあとに忘れてしまう
11. キッチンタイマーを薬の横に置く キッチンタイマー 決まった時間に飲む薬がある
12. 1日分だけ取り外せるケースをポーチに入れる 1日分ずつ取り外せるピルケース、ポーチ 外出が多い
13. チャック付き袋で小分けして、よくいる場所に置く チャック付きポリ袋 出張や外泊、シフト勤務がある
14. 錠剤の押し出し器でシートから出す手間を減らす 錠剤の押し出し器 シートから薬を出すのが面倒

仕分けて「飲んだかどうか」がひと目でわかるようにしよう

薬局でもらった袋やシートのまま置いていると、「さっき飲んだっけ?」と迷いがちです。あらかじめ1週間分を仕分けておけば、そのマスが空になっているかどうかを見るだけで、飲んだかどうかを判断できます。ここでは、仕分けに使える4つのアイデアを紹介します。

アイデア1:1週間用のピルケースで曜日ごとに仕分ける

7つに仕切られたピルケースに、1週間分の薬を曜日ごとに入れておくアイデアです。もっとも手軽で、はじめて飲み忘れ対策をする方にも取り入れやすい方法です。

使う100均アイテム

  • 1週間用のピルケース(7つに仕切られたもの)
  • マスキングテープ、油性ペン(ケースに曜日の表示がない場合)

やり方

  1. 1
    ケースの仕切りに、日曜から土曜までの曜日を書いたマスキングテープを貼る
  2. 2
    薬局でもらった説明書を見ながら、1週間分の薬を曜日ごとに入れる
  3. 3
    毎日、その日のマスから薬を取り出して飲む
  4. 4
    週に1回、曜日を決めて次の1週間分を補充する

ここがポイント

仕分けるときは、月曜の分、火曜の分……と1日分ずつ入れるより、同じ薬を7日分まとめて入れていくほうが早く終わります。薬を持ちかえる回数が減るので、入れ忘れにも気づきやすくなります。

また、ケースを2つ用意して交互に使うと、補充する日に「中身が空の日」ができません。

100均のピルケースには、錠剤のシートのまま入れられる大きめのものもあります。シートから薬を出すのが心配な方は、仕切りの大きさを確認してから選んでください。

なお、シートのまま仕分けるときは、シートを1錠ずつに切り離さないでください。切り離したシートは誤って飲み込む事故につながります。

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アイデア2:時間帯で仕切られたケースで朝・昼・夜を分ける

1日に何回も薬を飲む方は、曜日だけでなく時間帯でも分けておくと便利です。「朝の分は飲んだけど、昼の分はまだ」といった状態がはっきりわかるようになります。

使う100均アイテム

  • 朝・昼・夜などの時間帯で仕切られたピルケース
  • マスキングテープ、油性ペン(時間帯の表示がない場合)

やり方

  1. 1
    ケースの仕切りに「朝」「昼」「夜」の表示をつける
  2. 2
    それぞれの仕切りに、その時間帯に飲む薬を入れる
  3. 3
    飲んだらそのマスが空になるので、薬が残っているマスが「まだ飲んでいない分」になる
  4. 4
    1週間分をまとめて用意する場合は、同じケースを曜日の数だけ並べて使う

ここがポイント

寝る前など、ほかの薬とタイミングが違う薬が1種類だけある場合は、その薬だけ別のケースに入れて、目立つ場所に置くと忘れにくくなります。

1日分ずつ取り外せるタイプを選べば、外出する日にその日の分だけを持ち出せます。

アイデア3:製氷皿を1週間分のお薬トレーにする

薬の種類が多く、ピルケースのマスに入りきらないときに便利なアイデアです。製氷皿はマスが大きいので、1回に飲む薬が多くても入れやすく、上から1週間分をひと目で見渡せます。

使う100均アイテム

  • 製氷皿(14マス程度あるもの)
  • マスキングテープ、油性ペン

やり方

  1. 1
    製氷皿の縦の列を曜日、横の段を朝・夜のように決める
  2. 2
    製氷皿のふちにマスキングテープを貼り、曜日と時間帯を書く
  3. 3
    それぞれのマスに薬を入れる
  4. 4
    戸棚の中など、ほこりや湿気の少ない場所に置く

14マスの製氷皿なら、次のように使うと1週間×朝・夜の分をちょうど管理できます。

月 火 水 木 金 土 日
朝 朝の薬 朝の薬 朝の薬 朝の薬 朝の薬 朝の薬 朝の薬
夜 夜の薬 夜の薬 夜の薬 夜の薬 夜の薬 夜の薬 夜の薬

ここがポイント

製氷皿はフタのないものが多いため、ラップをふんわりかけるか、戸棚の中に置くと、ほこりや湿気を防げます。小さな子どもやペットがいるご家庭では、手の届かない高さに置いてください。

1週間分を一度に並べて見られるので、飲み忘れがあったときも、どの日の分が残っているかがすぐにわかります。

アイデア4:飲み終えたシートを入れる「空き箱」を置く

薬をシートのまま管理している方向けのアイデアです。飲んだあとの空きシートを専用の箱に入れていくことで、飲んだ記録が自然に残ります。

使う100均アイテム

  • フタ付きの小物ケース(または小さめの箱)
  • マスキングテープ、油性ペン(「飲んだシート」と表示する場合)

やり方

  1. 1
    薬を置いている場所の隣に、小物ケースを置く
  2. 2
    ケースに「飲んだあとのシート」などと書いたマスキングテープを貼る
  3. 3
    薬を飲んだら、空になったシートや、一包化された薬の空き袋をケースに入れる
  4. 4
    週に1回、中身を確認してから捨てる

ここがポイント

飲み終えたシートや袋をすぐ捨ててしまうと、記録が何も残りません。1週間分をためておけば、飲めているかどうかをあとから確かめられます。

シートがまだ空になっていない場合でも、押し出したあとのくぼみの数を数えれば、何回分飲んだかがわかります。薬をシートのまま管理している方は、この方法がいちばん手軽です。

なお、シートをハサミなどで1錠ずつに切り離すのはやめてください。飲むときに切り離すのではなく、シートから薬を押し出して飲むようにしましょう。

ピルケースに仕分けるのが面倒に感じる方でも、このアイデアなら今の管理のしかたを大きく変えずに始められます。

100均でケースを選ぶときは3つのポイントをチェックしよう

100均のケースは形や仕切りの大きさがさまざまです。「買ったけれど薬が入らなかった」とならないよう、次の3つを確かめてから選んでみてくださいね。

1. 薬のシートや袋がそのまま入る大きさかを確かめよう

薬は、光や湿気から守るためにシートや袋に包まれています。マスが小さすぎると、シートを無理に折ったり切ったりしなければ入りません。

ご自身が飲んでいる薬のシートや、薬局で1回分ずつまとめてもらった袋が、そのまま入る大きさかどうかを確認しましょう。手持ちの薬のシートの大きさを測ってメモしておくと、選ぶときに比較しやすくなります。

仕切りの小さいケースを使う場合は、薬をシートから押し出して入れることになります。その場合も、シートを1錠ずつに切り離さないようにしてください(理由は後半の注意点で解説します)。

2. フタが開け閉めしやすいか試してみよう

毎日開け閉めするものなので、フタの使いやすさで続けやすさが大きく変わります。とくに指先に力が入りにくい方は、開け閉めしやすい形かを確認してください。

  • つまみが大きく、指がかかりやすいもの
  • 軽い力で開くもの
  • 1日分ずつフタが分かれていて、必要な分だけ開けられるもの

一方で、フタがゆるいと持ち歩いたときに薬がこぼれるため、開けやすさと閉まりやすさのバランスで選ぶのがポイントです。

3. 飲む回数に合った仕切りの数かをチェックしよう

1日に飲む回数によって、必要な仕切りの数は変わります。目安は次のとおりです。

1日に飲む回数 1週間分に必要な仕切りの数
1回 7つ
2回(朝・夜) 14(7つ×2段、または7つのケースを2つ)
3回(朝・昼・夜) 21(7つ×3段、または3つに仕切られたケース×7日分)

仕切りが足りないときは、同じケースを2つ買って「朝用」「夜用」と分ける方法もあります。100均のものなら、2つ買ってもお財布にひびきません。

なお、光や湿気に弱い薬が処方されている場合は、ケース選びで対応するより、シートや袋のまま管理できる方法(アイデア5の壁掛けポケットなど)を選ぶか、薬剤師に相談すると安心です。

目に入る場所に置いて「見える化」しよう

ピルケースは便利ですが、引き出しにしまってしまうと、薬のこと自体を思い出せなくなります。薬を飲むこと自体を忘れやすい方には、自然と目に入る場所に「見える化」するアイデアがおすすめです。

アイデア5:壁掛けポケットをお薬カレンダーにする

100均の壁掛けポケットに薬を入れて、お薬カレンダーとして使うアイデアです。壁に掛けておけば、部屋にいるだけで自然と視界に入ります。

使う100均アイテム

  • 壁掛けポケット(1週間分のポケットがついたもの、または1か月分のカレンダー型のもの)
  • フック、または画びょう
  • マスキングテープ、油性ペン

やり方

  1. 1
    ポケットに曜日や日付の表示がない場合は、マスキングテープに書いて貼る
  2. 2
    1週間分(または1か月分)の薬を、ポケットに分けて入れる
  3. 3
    毎日かならず通る場所の壁に掛ける
  4. 4
    飲んだポケットから空になっていくので、残りを見れば飲み忘れがわかる

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ポケットの数によって、管理できる範囲が変わります。選ぶときの目安にしてください。

壁掛けポケットは、薬をシートのまま入れられるので、シートから取り出す手間がかかりません。粉薬の袋もそのまま入れられます。

1つのポケットに朝と夜の薬を入れる場合は、付箋に「朝」「夜」と書いて、薬といっしょに入れておくとわかりやすくなります。

同居している家族の目にも入るので、「今日の分、まだ残っているよ」と気づいてもらえるきっかけにもなります。

アイデア6:ドアや冷蔵庫の横にポケットを掛けて通り道に置く

薬を置いた部屋に行かない日があると、飲み忘れが起こります。そこで、毎日かならず通る場所に小さなポケットを掛けておくアイデアです。

使う100均アイテム

  • ドアや壁に掛けられる小さめのポケット
  • フック(ドア用のフック、マグネットフックなど)

やり方

  1. 1
    玄関のドア、洗面所の入り口、冷蔵庫の横など、1日に何度も通る場所を選ぶ
  2. 2
    フックをつけて、ポケットを掛ける
  3. 3
    その日に飲む薬をポケットに入れておく
  4. 4
    飲んだら、翌日の分を入れておく

ここがポイント

ポケットを掛ける場所は、薬を飲むタイミングで通る場所を選ぶのがコツです。

飲むタイミング 掛ける場所の例
朝 洗面所の入り口、冷蔵庫の横
昼(家にいる場合) キッチンの壁、ダイニングの近く
夜・夕食後 ダイニングの近く、冷蔵庫の横
寝る前 寝室のドア、ベッドの近くの壁

とくに、寝る前の薬だけを忘れてしまう方は、寝室のドアに掛けておくと効果的です。部屋に入るときに必ず目に入ります。

アイデア7:ホワイトボードとマグネットで「飲んだ」チェック表をつくる

冷蔵庫に貼ったホワイトボードで、飲んだかどうかを記録するアイデアです。家族みんなが見る場所に貼れば、声をかけ合うきっかけにもなります。

使う100均アイテム

  • ホワイトボード(マグネットで冷蔵庫に貼れるもの)
  • マグネット
  • ホワイトボード用のマーカー

やり方

  1. 1
    ホワイトボードに、縦に曜日、横に朝・昼・夜の表を書く
  2. 2
    薬を飲んだら、その日のマスにマグネットを置く
  3. 3
    週の終わりにマグネットを外し、次の週もそのまま使う

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チェック表は、たとえば次のような形にします。

朝 昼 夜
月 ● ● ●
火 ● ●
水

(●がマグネットを置いたマス=飲んだ分)

ここがポイント

チェックを「書く」よりも、マグネットを「動かす」ほうが手間が少なく、続けやすくなります。マグネットを薬の横に置いておき、「飲んだらマグネットを1つ動かす」と決めておくと、薬を飲む動作とセットになって忘れにくくなります。

家族の薬もいっしょに管理する場合は、人ごとにマグネットの色を変えると見分けやすくなります。

アイデア8:カレンダーに飲んだらシールを貼る

薬を飲んだら、カレンダーのその日にシールを1枚貼るだけのシンプルなアイデアです。

使う100均アイテム

  • 卓上カレンダー、または壁掛けカレンダー
  • 丸シールなどの小さなシール

やり方

  1. 1
    薬の置き場所のすぐ近くにカレンダーを置く
  2. 2
    シールもカレンダーの横に置いておく
  3. 3
    薬を飲んだら、その日の日付にシールを貼る

ここがポイント

シールが並んでいく様子が目に見えるので、続けるほど「途切れさせたくない」という気持ちが生まれます。お子さんの薬の管理にも向いています。

1日に2回以上飲む場合は、シールの色を分けるとひと目でわかります。

飲むタイミング シールの色の例
朝 赤
昼 黄
夜 青

毎日の行動とセットにして「ついで」に飲もう

歯みがきや食事、スマホの充電など、毎日かならずする行動と薬をセットにしておくと、わざわざ思い出す必要がなくなります。ここでは、いつもの行動の「ついで」に薬を飲めるようにするアイデアを紹介します。

アイデア9:トレーに「コップと薬」をセットしておく

飲もうと思っても、水を用意するのが面倒で後回しにしてしまうことがあります。そこで、あらかじめコップと薬をトレーにセットしておくアイデアです。

使う100均アイテム

  • 小さめのトレー
  • プラスチックのコップ

やり方

  1. 1
    食卓や洗面所など、薬を飲む場所にトレーを置く
  2. 2
    トレーの上に、コップとその日に飲む薬(ピルケースごとでも可)をのせる
  3. 3
    夜のうちに、翌朝の分をセットしておく

ここがポイント

朝起きて洗面所に行けば、コップと薬が並んでいるので、そのまま飲めます。飲むための準備を前の晩に済ませておくのが、このアイデアのコツです。

トレーにのせておくと薬の置き場所が決まるので、テーブルの上で薬が散らかることもなくなります。

アイデア10:スマホの充電場所の隣に薬を置く

スマホのアラームで薬の時間を知らせている方は多いものの、アラームを止めた瞬間に別のことを始めて、そのまま忘れてしまいがちです。そこで、スマホの充電場所の隣に薬を置いておくアイデアです。

使う100均アイテム

  • 小物ケース(薬をまとめて置いておく用)

やり方

  1. 1
    スマホをいつも充電している場所(枕元、リビングの棚など)を確認する
  2. 2
    その隣に、薬を入れた小物ケースを置く
  3. 3
    薬を飲む時間に、スマホのアラームをセットする
  4. 4
    アラームが鳴ったら、その場で薬を飲む

ここがポイント

アラームが鳴ってスマホを手に取ったとき、すぐ横に薬がある状態をつくるのがポイントです。アラームに気づいた場所に薬があれば、その場ですぐに飲めます。

とくに寝る前の薬は、枕元でスマホを充電している方が多いため、このアイデアとの相性がよい組み合わせです。

アイデア11:キッチンタイマーを薬の横に置く

スマホを持ち歩かない方や、決まった時間に飲む薬がある方には、キッチンタイマーを使うアイデアがあります。

使う100均アイテム

  • キッチンタイマー(100均でも200円台から見つかります)

やり方

  1. 1
    薬と同じ場所にキッチンタイマーを置く
  2. 2
    次に薬を飲む時間までをセットする
  3. 3
    タイマーが鳴ったら、その場で薬を飲む

ここがポイント

アイデア10と同じく、音が鳴る場所と薬の場所を同じにするのがコツです。

食事のあと30分ほどたってから飲む薬など、「食事のあと少したってから」飲む薬の管理にも使えます。食事が終わったらタイマーをセットしておけば、飲むタイミングを逃しません。

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外出先でも忘れないように持ち歩こう

自宅では忘れずに飲めていても、出かける日や予定が変わった日に飲み忘れてしまう方は多いものです。持ち歩き用の工夫もあわせて用意しておくと安心です。

アイデア12:1日分だけ取り外せるケースをポーチに入れる

1日分ずつ取り外せるピルケースを使えば、出かける日にその日の分だけをカバンに入れられます。

使う100均アイテム

  • 1日分ずつ取り外せるピルケース
  • 小さめのポーチ

やり方

  1. 1
    自宅では、1週間分をケースごと置いておく
  2. 2
    出かける日は、その日の分のケースだけ取り外す
  3. 3
    ポーチに入れて、いつも持ち歩くカバンに入れる

ここがポイント

ポーチは、財布や鍵といっしょに持ち出すものの中に入れておくと、持ち忘れを防げます。

旅行や出張のときは、日数分だけ取り外して持っていけばよいので、荷物も増えません。

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アイデア13:チャック付き袋で小分けして、よくいる場所に置いておく

出張や外泊、シフト勤務などで生活が不規則な方向けのアイデアです。1回分ずつ小分けにして、自分がよくいる場所に置いておきます。

使う100均アイテム

  • 小さめのチャック付きポリ袋
  • 油性ペン

やり方

  1. 1
    1回分の薬をチャック付き袋に入れる
  2. 2
    袋に「朝」「夜」など、飲むタイミングを書く
  3. 3
    カバン、職場のデスク、車の中など、よくいる場所に1〜2回分ずつ置いておく

ここがポイント

1か所にまとめず、いくつかの場所に分けて置いておくことで、予定が急に変わっても手元に薬がある状態をつくれます。

ただし、夏場の車内のように高温になる場所に長時間置くのは避けてください。また、置いた場所を忘れないよう、どこに何回分置いたかは覚えておきましょう。

薬を飲むまでの手間を減らそう

「忘れているわけではないけれど、面倒で後回しにしてしまう」という方は、薬を取り出す手間そのものを減らすのも1つの方法です。

アイデア14:錠剤の押し出し器でシートから出す手間を減らす

シートから錠剤を押し出すための器具を使うアイデアです。1回に何錠も飲む方や、指先に力が入りにくい方に向いています。

使う100均アイテム

  • 錠剤の押し出し器(受け皿がついたもの)

やり方

  1. 1
    錠剤のシートを器具にはさむ
  2. 2
    上から押すと、錠剤が下の受け皿に落ちる
  3. 3
    受け皿にたまった錠剤を、まとめて取り出す

ここがポイント

指で押し出すと、錠剤が飛んで床に落ちてしまうことがありますが、受け皿があれば見失わずに済みます。1週間分をまとめてピルケースに仕分けるときにも、作業がぐっとラクになります。

ただし、とても小さな錠剤は押し出しにくい場合があるため、手持ちの薬の大きさを確認してから選ぶと安心です。

家族の薬を見守るなら、こんな工夫も組み合わせてみよう

親や家族の薬を管理する立場の方は、ここまでのアイデアに次の工夫を組み合わせると、見守る側の負担が軽くなります。新しい道具をそろえる必要はありません。

声をかけなくても、残りを見ればわかるようにしよう

毎日「薬飲んだ?」と聞くのは、聞く側も聞かれる側も負担になりがちです。アイデア5の壁掛けポケットやアイデア7のチェック表のように、残りやチェックを見るだけでわかる仕組みにしておけば、確認のための声かけがいらなくなります。

本人にとっても、毎日確認されるより気持ちの負担が少なく、自分のペースで続けやすくなります。

離れて暮らしているなら、写真で確認しよう

毎日様子を見に行けない場合、もしスマホでの写真送信が可能であれば次の流れで見守る方法も有効です。

  1. 1
    訪問したときに、1週間分の薬をピルケースや壁掛けポケットにまとめてセットする
  2. 2
    数日に1回、ケースやポケットの写真をスマホで送ってもらう
  3. 3
    次に訪問したときに残りを確認し、翌週の分をセットする

中身が見えるピルケースや壁掛けポケットなら、写真1枚で飲めているかどうかがわかります。

補充する人と曜日を決めておこう

家族が何人かいる場合は、「誰かがやるだろう」と思っているうちに補充が止まってしまうことがあります。補充する人と曜日を決めて、アイデア7のホワイトボードなどに書いておくと安心です。

薬をケースに移すときは、ここに気をつけよう

ピルケースなどに薬を移すと管理はしやすくなりますが、薬によっては気をつけたいこともあります。次のことに注意しておきましょう。

気をつけること 理由 どうすればよいか
シートを1錠ずつに切り離さない 切り離したシートは、薬といっしょに飲み込んでしまう事故が起きている ミシン目に沿って切る場合も、2錠以上つながった状態にする。切らずに入る大きさのケースを選ぶ
長期間シートから出したままにしない シートには、湿気や光から薬を守る役割がある 仕分けるのは1週間分程度を目安にする。心配な場合は、シートのまま入るケースや壁掛けポケットを使う
1回分ずつ袋にまとめられた薬は開けない 薬局で1回分ずつまとめてもらった薬(一包化)は、そのままの状態で飲むことが前提になっている 袋を開けずに、そのままケースやポケットに入れる
自己判断で薬を割らない 割ってはいけない薬があり、割ると効き方が変わったり、胃を荒らしたりすることがある 医師や薬剤師から指示がある場合だけ割る
保管場所に気をつける 直射日光や湿気で、薬が傷むことがある 日の当たる窓際、洗面所やキッチンの水まわり、夏場の車内などは避ける
子どもやペットの手が届かない場所に置く 中身が見えるケースは、子どもの興味を引きやすい 大人の目には入るが、子どもやペットの手は届かない高さに置く

シートを1錠ずつ切り離すのはやめよう|誤って飲み込む事故につながります

ピルケースに入れやすくするため、シートをハサミで1錠ずつ四角く切って使っている方がいますが、これは避けてください。

1錠の大きさに切られたシートは、角がとがっていて、ちょうど飲み込めてしまう大きさになります。薬といっしょにシートごと飲み込んでしまうと、のどや食道、腸を傷つけたり、穴があいたりする重い事故につながります。シートの素材はレントゲンに写りにくく、発見が遅れることもあります。

こうした事故が相次いだため、現在のシートはミシン目がわざと一方向にしか入っておらず、1錠ずつには切り離せない形になっています。厚生労働省からも、1つずつに切り離さずに保管し、飲むときはシートから薬を押し出して薬だけを飲むよう、注意喚起が出ています。

  • シートを切るときは、ミシン目に沿って2錠以上つながった状態にする
  • ケースを選ぶときは、シートを切らずに入る大きさのものを選ぶ
  • 薬を押し出しにくい場合は、無理に切らず、押し出し器(アイデア14)を使うか薬局に相談する

100均グッズでの管理が難しいときは薬局に相談してみよう

工夫をしても飲み忘れが減らないときや、薬の種類が多くて自分で仕分けるのが大変なときは、無理をせず薬局に相談してみましょう。100均グッズより確実な方法を提案してもらえることがあります。

1回分ずつ袋にまとめてもらう「一包化」という方法もある

一包化とは、1回に飲む薬をまとめて1つの袋に入れてもらう方法です。袋には飲むタイミングや日付を印字してもらえることが多く、仕分ける手間そのものがなくなります。

飲む薬の種類が多い方や、シートから薬を押し出すのが難しい方には、とくに向いている方法です。医師の指示にもとづいて行うもので、保険が適用される場合は別途費用がかかります。まずは、かかりつけの薬局で聞いてみてくださいね。

飲み方や管理のしかたも相談できる

薬局では、次のような相談もできます。

  • どの薬ならケースに移してよいか
  • 飲む回数を減らせる薬に変更できないか(医師との相談が必要です)
  • 飲み忘れたときに、どう対処すればよいか

お薬手帳を持っていくと、飲んでいる薬をすべて確認したうえで答えてもらえます。

薬の飲み忘れに関するよくある質問

最後に、100均グッズで薬の飲み忘れ対策をするときによくある質問に、まとめてお答えします。

薬を飲み忘れたことに気づいたときはどうすればいいですか?

2回分をまとめて飲むことは絶対に避けてください。一度に2回分を飲むと、薬が効きすぎて副作用が出るおそれがあります。

一般的には、次のように対処します。

気づいたタイミング 対処のしかた
次に飲む時間まで十分に間がある 気づいた時点で1回分を飲む
次に飲む時間が近い 忘れた分は飲まずに飛ばし、次の時間に1回分だけ飲む

気づいた時点で飲んだときは、次に飲むまでの間隔をあけましょう。目安は、1日3回飲む薬なら4時間以上、1日2回なら6時間以上です。

ただし、血糖値を下げる薬や抗菌薬(抗生物質)など、飲むタイミングが特に大切な薬もあります。飲み忘れたときの対処は薬によって変わってくるため、薬を受け取るときに「飲み忘れたらどうすればいいか」をあらかじめ聞いておくと安心です。

100均のピルケースは洗えますか?

多くのピルケースは水洗いできます。洗ったあとは、しっかり乾かしてから薬を入れてください。水分が残っていると、薬が湿気を吸ってしまうことがあります。週に1回、薬を補充するタイミングで洗うと衛生的です。

粉薬も管理できますか?

粉薬の袋は、ピルケースの小さなマスには入りにくいことがあります。壁掛けポケット(アイデア5)や、仕切りの大きい1週間用のピルケース(アイデア1)を使うと、袋のまま入れられます。

いくつかのアイデアを組み合わせてもいいですか?

もちろん組み合わせても問題ありません。たとえば、「1週間用のピルケースで仕分ける(アイデア1)」と「スマホの充電場所の隣に置く(アイデア10)」を組み合わせるなど、仕分けと置き場所の工夫をいっしょに取り入れると、より忘れにくくなります。

どのアイデアから始めればいいですか?

自分がどんな場面で忘れやすいかにあわせて選んでみてくださいね。

忘れやすい場面 まず試したいアイデア
飲んだかどうかを忘れる アイデア1〜4(仕分け)
薬を飲むこと自体を忘れる アイデア5〜8(見える化)
アラームをかけても忘れる アイデア10・11(ついで)
外出先で忘れる アイデア12・13(持ち歩き)
取り出すのが面倒で後回しになる アイデア9・14

まとめ:忘れやすい場面に合うアイデアを1つ選んで、今日から試してみよう

薬の飲み忘れは、気をつけようと思うだけでは、なかなか防げません。だからこそ、100均グッズを使って「思い出さなくても目に入る」「飲んだかどうかがあとから確かめられる」工夫をしておくことが大切です。

この記事で紹介したアイデアは、どれも100均で道具をそろえれば今日から始められるものばかりです。まずは自分がいちばん忘れやすい場面に合うアイデアを1つ選んで、1週間試してみてください。合わなければ、別のアイデアに切りかえたり、組み合わせたりすれば大丈夫です。

最後に、この記事の要点を以下にまとめます。

この記事の要点まとめ
  • 飲んだかどうかを忘れる場合は、ピルケースや製氷皿で1週間分を仕分けておくと、残りを見るだけで確認できる
  • 薬を飲むこと自体を忘れる場合は、壁掛けポケットやホワイトボードで見える化し、毎日通る場所に置くと効果的
  • アラームやタイマーを使うときは音が鳴る場所のすぐ横に、外出が多い方は1日分だけ持ち歩けるように薬を置いておく
  • ケースは、薬のシートや袋がそのまま入る大きさか、飲む回数に合った仕切りの数かを確認して選ぶ
  • シートは1錠ずつに切り離さず、薬を押し出して飲む。飲み忘れに気づいても2回分をまとめて飲まない

※以上は記事制作時の情報となります。現時点でのお取り扱いがない可能性もございますが、何卒ご容赦ください。