「収納スペースが足りない」「どこに何があるか分からず、いつも探してしまう…」
こうした悩みは、収納グッズを色々と買い足す前に、正しい「配置のルール」と「具体的な収納アイデア」を知ることで解決できます。
利用するアイテムも100均でも手に入るものが多く、コストも抑えることができます。
この記事では、家中の散らかりを解決するための具体的な収納アイデア42選を、場所別・目的別に画像つきでわかりやすくまとめて解説します。
- 片付けのリバウンドを完全に防ぐ「収納の3大原則」と「正しい手順」
- キッチン・クローゼット・洗面所など、場所別の具体的な収納アイデア42選
- 狭い玄関やトイレでも収納力を倍増させる「空中戦・隙間活用テクニック」
- 100均などで買うべき、収納工夫の鉄板アイテム
【基礎】片付けが劇的に楽になる「収納の3大原則」
具体的なアイデアを実践する前に、収納の失敗を防ぐための「3つの基本ルール」を押さえておきましょう。
これらを守るだけで、リバウンド(散らかりの再発)を大幅に防ぐことができます。
原則1:すべてのモノに「定位置」を決める

使った後に「とりあえず」その辺に置いてしまうのが、散らかりの最大の原因です。
モノの住所(定位置)を決めることで、「どこにしまおうか」と考える脳の負担が減り、無意識に片付けられるようになります。
- ポイント:使う場所の最短距離を定位置にする。
- テクニック:家族全員がわかるよう、ラベリングを徹底する。
原則2:使用頻度で「高さ」を使い分ける(ゴールデンゾーン)
「よく使うモノ」を「出し入れしやすい高さ」に配置するのが鉄則です。
| ゾーン | 高さの目安 | 収納に適したモノ |
|---|---|---|
| 高所 | 180cm以上 | 【年1回使うモノ】 季節外れの服、イベント用品(軽いもの限定) |
| ゴールデンゾーン | 60〜150cm | 【毎日使うモノ】 よく着る服、毎日使う食器、調理器具 |
| 低所 | 60cm以下 | 【時々使うモノ・重いモノ】 ストック類、季節家電、重い調理鍋 |
毎日使うモノを腰から目線の高さ(ゴールデンゾーン)に集めるだけで、家事効率は格段に上がります。
原則3:収納スペースは「7割」に抑える

収納庫内をパンパンにせず、3割の余白を残すことが長続きの秘訣です。
- メリット:指が入る隙間があるため出し入れしやすく、急な頂き物などが増えても対応できます。
- 余白の目安:引き出しなら「指2本が入る隙間」、棚なら「手がスッと入る余裕」がある状態を目指しましょう。
【キッチン】家事が早くなる!すぐ取り出せる収納アイデア12選
キッチンは「必要なモノが秒で取り出せる」ことが最優先です。ここでは、シンク下・コンロ下・引き出しなどのエリア別に、作業効率を上げる12のアイデアをご紹介します。
シンク下・コンロ下エリア(調理器具・掃除用品)
深さがあり配管も通っているため、使いにくさを感じやすい場所です。空間を「高さ」で区切り、調理器具をワンアクションで取り出せる仕組みを作りましょう。
アイデア1:ファイルボックスで「立てる収納」

深さのある引き出しやシンク下にはファイルボックスを並べます。フライパンや鍋蓋、まな板を「立てて」収納することで、重ねて置くよりもワンアクションで取り出せます。
[product id="19432"]
アイデア2:扉裏フックで「吊るす収納」

開き戸タイプの収納なら、扉の裏側も貴重なスペースです。粘着フックを取り付け、キッチンツールやゴム手袋、スプレーボトルなどを吊るせば、デッドスペースを有効活用できます。
[product id="33761"]
アイデア3:ブックスタンドで「フライパン仕切り」

ファイルボックスが入らない幅の場所では、金属製のブックスタンドが活躍します。フライパンや大皿を立てて並べる際のストッパーとして使うと、雪崩を防げます。
[product id="2811"]
アイデア4:珪藻土マットで「湿気対策」

湿気がこもりやすいシンク下の底面には、珪藻土マットを敷いておきます。湿気を吸い取ってくれるため、カビやニオイの予防になり衛生的です。
引き出し・小物エリア(カトラリー・調味料)
細かいモノが混ざりやすい引き出しは、「仕切り」が命です。開けた瞬間に中身がすべて見渡せ、迷わず手に取れる配置にすることで、探す時間をぐっと減らせます。
アイデア5:整理トレーで「用途別グルーピング」

調味料はバラバラに置かず、100均の取っ手付きトレーにまとめます。「朝食セット」「中華セット」のようにグループ化しておけば、トレーごと食卓や調理台に出せて便利です。
[product id="15663"]
アイデア6:仕切りケースで「カトラリー分類」

引き出しの中は、100均の整理トレーをパズルのように組み合わせて仕切ります。箸・スプーン・フォークを厳密に分けることで、迷わず手に取ることができます。
[product id="4075"]
アイデア7:ミニケースで「消耗品管理」

輪ゴム、クリップ、お弁当用ピックなどの散らばりやすい小物は、蓋付きの保存容器や小瓶に移し替えて統一感を出します。
[product id="617"]
冷蔵庫・パントリーエリア(食材管理)
食材ロスを防ぐためには「中身の見える化」が鉄則です。賞味期限切れや買いすぎを防ぎ、在庫管理がひと目でわかるアイデアを取り入れましょう。
アイデア8:紙袋で「野菜室の仕切り」

野菜室の整理には、丈夫な紙袋(クラフトバッグ)が最適です。汚れたらそのまま捨てられ、野菜の形に合わせて柔軟に変形するため、プラスチックケースよりもスペースを無駄にしません。
アイデア9:チューブホルダーで「ドアポケット活用」

薬味チューブホルダーをドアポケットに引っ掛けます。わさびやからしが倒れず、一本ずつ自立するため、迷子になりません。
[product id="37911"]
アイデア10:透明ケースで「パントリーの可視化」

ストック食材は、中身が見える透明な容器やカゴに入れます。「何がどれだけあるか」が一目でわかるため、買いすぎや賞味期限切れを防ぐことができます。
[product id="2326"]
アイデア11:ブックエンドで「冷凍庫の縦置き」

冷凍食品は寝かせず、ブックエンドを使って「立てて」並べます。本棚のように背表紙(パッケージ)が見える状態にすることで、長く放置して傷むのを防ぎます。
[product id="2808"]
アイデア12:クリップフックで「袋物吊り下げ」

使いかけの袋入りチーズやハムなどは、バーに引っ掛けられる「クリップフック」や「ハンギングピンチ」で冷蔵庫内の棚板に吊り下げます。棚の隙間を活用でき、目につくので使い忘れも減ります。
[product id="2577"]
【クローゼット】衣替え不要!「立てる・掛ける」収納アイデア8選
クローゼット収納の正解は、「ハンガー(掛ける)」と「引き出し(畳む)」を明確に使い分けることです。
ハンガーゾーン(掛ける収納)
洗濯後に畳まずそのまま戻せる、時短に最適なエリアです。ただ掛けるだけでなく、収納量を増やしつつ、ショップのように美しく保つコツを紹介します。
アイデア13:ハンガーを「統一」する

クリーニング店のハンガーは卒業し、薄型の滑らないハンガーに統一します。厚みが揃うことで収納力が約1.5倍に増え、見た目もショップのように美しくなります。
アイデア14:S字フック+チェーンで「バッグ縦連結」

クローゼットのポールにS字フックとプラスチックチェーンを吊るし、そこにバッグの持ち手を掛けます。縦の空間を使って複数のバッグを収納できる裏技です。
[product id="5526"]
アイデア15:季節ごとの「前後入れ替え術」

ハンガーの配置を「手前=オンシーズン」「奥=オフシーズン」と決めます。衣替えの時期が来たら、服の並び順をガサッと入れ替えるだけで完了します。
引き出し・棚ゾーン(畳む収納)
畳んで収納する服は、積み重ねると下の服が忘れ去られてしまいます。「立てる」収納を基本に、棚上のデッドスペースまで使い切る技を見ていきましょう。
アイデア16:衣類は「立てて」収納する

Tシャツやデニムは、引き出しの高さに合わせて四角く畳み、本のように「立てて」並べます。上から見た時にすべての服の柄が見え、一枚抜いても崩れません。
アイデア17:不織布仕切りで「小物管理」

靴下や下着などの自立しない小物は、無印良品などの「不織布仕切りケース」を引き出し内に入れて区切ります。枠があることでぐちゃぐちゃにならず、定位置をキープできます。
アイデア18:ブックエンドで「棚上の雪崩防止」

クローゼット上段の棚にバッグや帽子を並べる際、ブックエンドを間に挟みます。バッグが倒れてくるのを防ぎ、自立させることができます。
アイデア19:突っ張り棚で「デッドスペース」を利用

ハンガーポールのさらに奥や、足元の微妙な隙間に強力突っ張り棚を設置します。使用頻度の低いカバンや、靴箱などの軽いものを置くスペースが新たに生まれます。
[product id="6888"]
アイデア20:ブランコハンガーで「2段掛け」

ハンガーポールに引っ掛けるタイプの「ブランコハンガー(2段ハンガー)」を設置します。子供服やスカートなど丈の短い服なら、上下2段に掛けることができ、収納力が倍増します。
【リビング】「散らからない」を作る定位置アイデア8選
リビングは家族全員がモノを持ち込むため、最も散らかりやすい場所です。「使ったら戻す」を徹底させるためには、誰でも分かる簡単な定位置作りが鍵となります。
小物・ガジェットエリア(リモコン・配線)
家族みんなが使う小物は、定位置がないとすぐに行方不明になります。生活感を消しつつ、座ったままでも手が届く「使いやすさ」を重視した定位置作りが鍵です。
アイデア21:リモコンスタンドを使う

行方不明になりがちなリモコンは、「リモコンスタンド」にまとめて立てます。テーブルの上ではなく、ソファの脇やテレビ台の端など、必ず座ったまま手が届く場所を定位置にします。
[product id="43139"]
アイデア22:ケーブルボックスで「配線隠し」

ごちゃつく電源タップや充電ケーブルは、専用のボックスに入れて隠します。ボックスの上にスマホを置いて充電ステーションにすれば、見た目もスッキリし、ホコリも溜まりません。
[product id="9497"]
アイデア23:ファスナーケースで「説明書管理」

家電の取扱説明書や保証書は、100均のファスナー付きファイルケースに1冊ずつ入れ、ラベリングして立てて収納します。必要な時にそのファイルだけを取り出せばよいため、探すストレスがゼロになります。
[product id="4993"]
キッズ・くつろぎエリア(おもちゃ・雑誌)
散らかりの主原因であるおもちゃや雑誌は、ルールを厳しくしすぎないのが正解です。頑張らなくても部屋がリセットできる、ざっくりとした収納を採用しましょう。
アイデア24:ソフトボックスで「ポイポイ収納」

子供のおもちゃは、細かく分類しすぎると片付けのハードルが上がります。大きめの布製ボックスを用意し、投げ込むだけの「ポイポイ収納」を採用しましょう。
[product id="19071"]
アイデア25:一時置きカゴで「私物リセット」

リビングに置きっぱなしの服やバッグを一時的に放り込める「大きめのカゴ」を用意します。「寝る前にカゴの中身を持って自分の部屋に行く」というルールにすれば、日中は多少散らかっていてもすぐにリセットできます。
アイデア26:レタートレイで「書類ステーション」

郵便物や学校のプリントは、テーブルに置かず、レタートレイに入れます。「未処理」「保管」「夫へ」などの段を決め、溜め込まずに処理する仕組みを作ります。
アイデア27:マガジンラックで「数量制限」

雑誌や新聞は「このラックに入る分だけ」と上限を決めます。あふれたら古いものから処分する「1 in 1 out」のルールを視覚化します。
アイデア28:キャスターワゴンで「移動式テーブル」

キャスター付きワゴンに、文房具やケア用品、ティッシュなどをまとめます。使う時だけソファの近くに引き寄せられるため、テーブルの上を占領しません。
【洗面所】狭さを攻略!空中戦&隙間活用アイデア6選
洗面所は収納スペースが限られている割に、ボトルや小物が多い難所です。「浮かす」と「隙間」を極めることが攻略のカギです。
洗面台周り(浮かす収納)
水垢やヌメリが発生しやすい洗面台周りは、モノを直置きしないことが清潔への近道です。掃除の手間を減らす「浮かす収納」が役立ちます。
アイデア29:マグネットで「コップ逆さ吊り」

100均の強力マグネットや吸盤フックを使い、コップを逆さまに吊るして収納します。水切れが良く、底のヌメリ汚れから解放されます。
[product id="25114"]
アイデア30:歯ブラシホルダーで「空中待機」

歯ブラシや歯磨き粉も、鏡の裏や壁面に吸盤ホルダーで浮かせます。洗面台の平らな部分に物を置かないことで、掃除が拭くだけで終わります。
[product id="31515"]
アイデア31:ヘアゴムは「ワンタッチフック」へ

散らばりやすいヘアゴムは、鏡裏の扉の内側に小さな粘着フックをつけて掛けます。ネックレスや指輪の一時置き場としても有効です。
[product id="33761"]
洗面台下・洗濯機周り(隙間活用)
配管が邪魔な洗面下や、洗濯機横のわずかな隙間も立派な収納場所です。それぞれの特殊な形状に合わせた、無駄のない空間活用を紹介します。
アイデア32:ファイルボックスで「配管避け」

洗面台下は排水管が邪魔で収納しにくい場所です。ファイルボックスを配管を避けるように「コの字」に配置し、洗剤ストックや掃除用具を立てて収納します。
[product id="19432"]
アイデア33:突っ張り棒で「スプレー掛け」

洗面台下のデッドスペース(上部の空間)に突っ張り棒を1本渡します。そこにスプレーボトルのトリガーを引っ掛ければ、空中収納の完成です。
[product id="4032"]
アイデア34:マグネットラックで「洗濯機横活用」

洗濯機の側面にマグネット式のラックやタオルハンガーを取り付けます。洗濯洗剤やネット、バスマットなど、洗濯に必要なものを一箇所に集約できます。
【玄関・トイレ】狭い場所を活かす収納8選
玄関やトイレは「家の顔」でありながら、最も狭く収納に困る場所です。床にモノを置くと一気に狭くなるため、「壁面」と「タンク裏・扉裏」を使い倒すのが鉄則です。
玄関エリア(靴・外出グッズ)
限られたスペースに靴や外出グッズが溢れがちな場所です。下駄箱の扉裏や棚の空間をフル活用し、スッキリとした玄関口を作りましょう。
アイデア35:突っ張り棒で「ヒール・サンダル棚」

下駄箱内のデッドスペース(靴の上の空間)に、突っ張り棒を2本渡します。ヒールを引っ掛けたり、サンダルを乗せたりすることで、1段分の収納力が2倍になります。
[product id="4032"]
アイデア36:マグネットで「扉裏」を活用

玄関ドアが金属製なら、マグネットフックやトレーが大活躍します。鍵やマスクケースを貼り付けておけば、出かける直前に「あれどこ?」と探す時間がゼロになります。
[product id="5199"]
アイデア37:ファイルボックスで「シューケア用品隠し」

防水スプレーや靴磨きセットなど、色が派手なスプレー缶はファイルボックスに入れて隠します。下駄箱の下段に入れても取り出しやすく、見た目のノイズを消せます。
[product id="19432"]
アイデア38:アイアンバーで「スリッパ浮かせ収納」

壁面にアイアンバーを取り付け、スリッパを差し込んで収納します。床に置かないため掃除機がかけやすく、来客時もスマートに対応できます。
トイレエリア(ストック・掃除用具)
床にモノを置くと掃除がしにくく、不衛生になりがちです。タンクや壁などの垂直面を利用して、収納力を生み出すアイデアです。
アイデア39:突っ張り棚で「タンク上活用」

トイレタンクの上の空間は、最大の収納スペースです。強力な突っ張り棚を設置し、ラタンボックスなどを置けば、トイレットペーパーを12ロール丸ごと隠して収納できます。
[product id="6888"]
アイデア40:フックで壁に吊るして「浮かせるゴミ箱」に

床にサニタリーボックスを置くと掃除の邪魔になります。「中身が見えないポリ袋」をフックで壁に吊るせば、床掃除が劇的に楽になります。
アイデア41:タオルハンガーに「スプレー」を吊るす

備え付けのタオルハンガーの上に、S字フックを使わずに直接掃除用スプレーのトリガーを掛けます。ボトル底のヌメリを防ぎ、気づいた時にサッと掃除できます。
アイデア42:ブックスタンドで「ペーパーストック」

予備のトイレットペーパーをそのまま置くと転がってしまいます。L字型のブックスタンドを壁沿いに置き、そこにペーパーを積み上げれば、崩れずにスッキリ縦置き収納が可能です。
[product id="46385"]
【実践形式】週末1時間で終わる「場所別リセット」手順
ここまで具体的な収納アイデアを紹介してきましたが、「定期的な片付け・不用品の処分・リセット」もとても重要です。気づけばどんどんモノが溜まっていき、片付ける気力がでないままということも珍しくありません。
「よし、やるぞ!」といきなり家中のモノを出し始めるのは、最も挫折しやすいパターンです。
リバウンドを防ぐためには、「一箇所ずつ」「時間を区切って」進めるのが鉄則です。ここでは、週末の1時間で確実に成果が出る4ステップの手順をご紹介します。
STEP1:場所を限定して「全出し」する(所要時間:15分)
まずは「キッチンの引き出し1つ」「洗面台の下だけ」というように、小さなエリアを1つ選びます。
選んだ場所の中身を、床やテーブルの上にすべて出します(全出し)。
効果:何がどれだけあるか全体像を把握でき、「同じハサミが3本あった」といった重複や、奥底で眠っていた不用品に気づくことができます。
STEP2:3つの箱に「分類」する(所要時間:20分)
出したモノを、以下の3つのカテゴリーにスピーディーに分類します。あまり悩みすぎず、迷ったら「保留」にするのがよいでしょう。
- 使う:直近1年以内に使ったモノ、今後確実に使うモノ。
- 処分:壊れているモノ、1年以上使っていないモノ。
- 保留:使うか迷うモノ、思い出の品。
迷ったら「1年ルール」を適用しましょう。「四季を一巡して使わなかったモノは、来年も使わない可能性が高い」と判断します。
STEP3:「3ヶ月保留ボックス」を作る(所要時間:10分)
「捨てられない」と迷って手が止まるのを防ぐための裏技です。
「保留」に分類したモノをダンボール箱に入れ、箱の外側に「3ヶ月後の日付」を書いて封印します。
基本ルール:3ヶ月間一度も箱を開けなければ、それは「無くても生活できるモノ」です。期限が来たら、箱ごと処分を検討しましょう。
STEP4:ゴールデンゾーンへ配置する(所要時間:15分)
「使う」と決めたモノだけを、収納場所に戻します。
この時、使用頻度が高いモノをゴールデンゾーン(腰〜目線の高さ)に、低いモノを上下段に配置します。
実践のコツ:ぎゅうぎゅうに詰め込まず、「指2本が入る余裕(7割収納)」を残して戻すことが、きれいな状態を維持する秘訣です。
買い物前にやるべき「シンデレラフィット」への道
収納グッズを買うのは、片付けの「最後」です。先に買ってしまうと、サイズが合わず無駄になるリスクがあります。
無駄な出費を防ぎ、スペースにぴったり収まる(いわゆるシンデレラフィット)ための準備を解説します。
1. 3次元で採寸する
収納スペースの「幅・奥行き・高さ」をメジャーで正確に測ります。
特に忘れがちなのが「奥行き」です。ここを測り間違えると、ボックスが飛び出したり、扉が閉まらなくなったりします。また、蝶番(ちょうつがい)や配管などの障害物がないかも確認しましょう。
2. 必要な個数を計算する
感覚で買わず、以下の計算式で個数を割り出します。
必要数 = (収納したいモノの総量)÷(ボックス1個の容量)× 1.2(余裕率)
※モノの体積に対して、ボックスの容量がぴったりだと詰め込みすぎになります。「1.2倍」の余裕を持たせることで、7割収納を実現するための適正数が算出できます。
よくある失敗とリバウンド防止策
せっかく片付けたのに、すぐに元通り…とならないために、陥りやすい3つの失敗パターンとその対策を知っておきましょう。
失敗1:いきなり収納グッズを買ってしまう
「可愛いカゴを見つけたから」と先に箱を買うと、入れるモノとサイズが合わず、結局「箱を収納するための場所」が必要になるという本末転倒な事態になります。
対策:「測定→分類→計算→購入」の順序を絶対に守ってください。不要品を捨ててから測ることで、必要なボックスの数も減らせます。
失敗2:一気に家中をやろうとする
「土日で全部片付ける!」と意気込むと、全部出したはいいが収拾がつかなくなり、部屋がカオス状態のまま月曜日を迎えることになります。
対策:「引き出し1つ」「棚1段」など、30分以内で終わる小さな単位で区切って進めましょう。小さな達成感を積み重ねることが継続の鍵です。
失敗3:インスタ映えのような「完璧」を目指す
ラベルのフォントを揃えたり、真っ白なケースで統一したりすることにこだわりすぎると、維持するのが苦しくなります。
対策:「7割でOK」の精神を持ちましょう。見た目の美しさよりも、「家族が自分で出し入れできるか」という機能性を優先してください。
収納に関するよくある質問
最後に、収納に関するよくある質問・お悩みに回答します。
Q.収納スペース自体が少なくて入りきりません。
A.「空中」と「隙間」というデッドスペースを活用しましょう。
ベッド下、ソファ下、扉の裏、洗濯機の上などは、収納の宝庫です。突っ張り棒や壁面フックを使えば、床面積を使わずに収納量を増やすことができます。
Q.予算があまりありません。お金をかけずにできますか?
A.100均グッズと「空き箱」で十分可能です。
靴の空き箱を引き出しの仕切りに使ったり、紙袋の口を折り返して野菜室の整理に使ったりと、家にあるもので代用できます。まずは不用品を減らせば、新たな収納グッズを買う必要すらなくなることも多いです。
Q.家族が片付けてくれません。
A.「誰でもわかる定位置」と「ポイポイ収納」を作りましょう。
家族が散らかす主な原因は「どこに戻せばいいかわからない」か「戻すのが面倒」のどちらかです。写真やイラスト付きのラベリングをする、細かく分けずに投げ込むだけのボックスを作るなど、ハードルを極限まで下げてみてください。
Q. どうしてもモノが捨てられません。
A. 「今使っているか」を基準にし、迷うものは保留しましょう。
「いつか使う」の「いつか」はほとんどの場合やってきません。判断に迷うなら、前述の「3ヶ月保留ボックス」に入れて視界から消してみてください。それでも生活に支障がなければ、それが答えです。思い出の品は、写真に撮ってデジタル化して残すのも一つの手です。
まとめ
快適な収納とは、単にモノを隠すことではなく、「使いたいモノがすぐに取り出せる状態」を作ることです。
今回ご紹介した以下のステップを実践すれば、誰でもリバウンドしない仕組みが作れます。
- 3大原則(定位置・ゴールデンゾーン・7割収納)を守る。
- 場所別アイデア(立てる・吊るす・浮かす)を取り入れる。
- 正しい手順(全出し・分類・配置)で一箇所ずつ進める。
まずは今日、「引き出し1つ」の片付け・収納実践から始めてみてください。小さな成功体験がやがて家全体を居心地の良い空間へと変えていくはずです。
