「メイクブラシって洗っていいの?」「洗ったら壊れそうで不安」——そんな悩みを抱えていませんか。実はメイクブラシに残った皮脂やパウダーの汚れは、肌荒れやメイクのムラの原因になっていることも少なくありません。
本記事では、メイクブラシの正しい洗い方を、洗剤の分量や頻度の目安まで具体的な数値とともに解説します。
※正しくお手入れをすれば、メイクブラシは思っている以上に長持ちします。ただ、すでに毛先の広がりやパサつきが気になっている場合は、洗い直すよりも100均で新しいものに買い替えたほうが、手間もかからず気持ちよく使い始められます。
- メイクブラシの正しい洗い方(分量目安つき)4ステップ
- 専用クリーナーと家にあるもの(中性洗剤・シャンプーなど)どちらを使えばいいか
- 天然毛・人工毛やブラシの用途によって適した洗浄頻度
- 乾かし方の正しい手順とブラシを傷めるNG行為
- ブラシの買い替えのサイン・見極め方
サロンや撮影現場でのブラシの入れ替え、ショップでの仕入れなど、メイクブラシやクリーナーをまとめて用意したいケースもあります。ワッツのまとめ買いサイトでは、店舗での購入と異なり、必要な数量をまとめて注文できます。
法人アカウントにも対応しており、ショップ運営者やイベント幹事、職場や団体での手配にも活用されています。
メイクブラシの洗い方|基本ステップと分量の目安

メイクブラシの洗浄は、大きく分けて「洗浄液を作る」「振り洗いする」「すすぐ」「乾燥の準備をする」という4つのステップで進めます。
特別な道具がなくても、家にあるもので十分に対応できるので、まずは基本の流れをおさえておきましょう。
洗う前に用意するもの

洗浄をはじめる前に、以下の4つを準備しておきましょう。
- 容器(洗面器やコップなど、ブラシの毛先が浸かる大きさのもの)
- ぬるま湯
- 洗剤(専用クリーナーまたは中性洗剤など。詳しくは後述する「洗剤は何を使う?」で解説)
- タオル2枚(すすぎ用と、水分をふき取る仕上げ用)
専用の道具がなくても問題ありません。家にある中性洗剤やシャンプーでも代用できるので、手元にあるものから始めてみてください。
STEP1:洗浄液を作る(配合比率つき)
容器にぬるま湯を入れ、洗剤を溶かして洗浄液を作ります。お湯の温度は、体温より少し高い30℃前後が目安です。
熱すぎるとブラシを傷める原因になり、逆にぬるすぎると汚れが落ちにくくなってしまいます。 洗浄液の配合比率は、使うメイクの種類によって以下のように変えると、毛を傷めずに汚れをすっきり落とせます。
| メイクの種類 | ぬるま湯 | 中性洗剤の目安 |
|---|---|---|
| パウダー系(フェイスパウダー、アイシャドウなど) | 200ml | 1ml |
| リキッド・クリーム系(リキッドファンデーション、クリームチークなど) | 50ml | 1ml |
リキッド・クリーム系は油分を多く含むため、パウダー系よりも洗剤の割合を濃くするのがポイントです。
STEP2:毛先だけを振り洗いする

洗浄液に浸すのは、ブラシの毛先部分だけにとどめてください。ブラシの根元(金属で留められている部分)まで水に浸けてしまうと、毛を束ねている接着剤がゆるみ、毛抜けや劣化の原因になります。
毛先を洗浄液に浸したら、軽く揺らすように振り洗いをしましょう。汚れが気になる部分は、手のひらの上で毛先を優しく滑らせるように動かすと、奥にたまった汚れも浮き出てきます。力を入れてこすらず、あくまで優しく洗うのがコツです。
STEP3:洗浄液が透明になるまですすぐ
きれいなぬるま湯に入れ替えがら、洗剤の泡やファンデーションの色が出なくなるまですすぎます。目安として、2〜3回ほどお湯を入れ替えるとすっきり落ちることが多いです。
洗浄成分がブラシに残っていると、毛質のごわつきや肌トラブルにつながる恐れがあります。すすいだお湯に濁りがなくなったことを確認してから、次のステップに進みましょう。
STEP4:水分を拭き取り、形を整える

すすぎ終わったら、指の腹を使って根元から毛先に向かってやさしく水分を絞ります。このとき、毛を引っ張ったりねじったりしないよう注意してください。
続けてタオルで毛先を挟むように押さえ、水気をしっかり吸い取ります。
最後に指先で毛の流れを整え、洗う前の穂先の形に戻しておきましょう。この一手間をかけることで、乾かした後に毛先が広がってしまうのを防げます。ここまでできたら、後述する「正しい乾かし方」の手順に進んでください。
洗剤は何を使う?専用クリーナーと代用品の比較
洗浄液を作る際に使う洗剤にはいくつか選択肢があります。それぞれの特徴を知っておくと、手持ちのブラシや汚れの状態に合わせて選べるようになります。

メイクブラシ専用クリーナーの特徴
メイクブラシ専用クリーナーは、毛への優しさと洗浄力のバランスを考えて作られており、抗菌・防臭効果を持つ製品も多く販売されています。タイプは主に2種類です。
- スプレータイプ:速乾性があり、表面についた軽い汚れをさっと落とすのに向いています。ただし洗浄力が強めのものは、天然毛の油分まで取ってしまう場合があるので注意しましょう。
- アルコールベースタイプ:ファンデーションブラシなど、しっかり化粧材がついたブラシ向けです。短時間で乾き、毛の芯や軸を傷めにくいのが特徴です。
家にあるものを代用する場合の比較(中性洗剤・シャンプー・洗顔石けん)
専用クリーナーが手元にない場合は、家庭にあるもので十分代用できます。それぞれ向いている汚れや毛質が異なるため、以下を目安に選んでみてください。
| 洗剤 | 向いている汚れ・毛質 | 洗浄力 | 注意点 |
|---|---|---|---|
| 台所用中性洗剤 | リキッドファンデーションなど油分の多い汚れ | ◎ | 洗浄力が強いため、天然毛に使うと油分まで奪ってしまうことがある |
| おしゃれ着洗い用洗剤 | ウールやシルクと同様、デリケートな天然毛 | ○ | 洗浄力はやや控えめなので、頑固な油汚れには不向き |
| シャンプー | 天然毛全般 | ○ | シリコン入りの場合、すすぎ残しに注意する |
| 洗顔石けん | リキッドファンデーションなど油分が多い汚れ | ○ | 泡立てて使うと毛への負担を抑えやすい |
使ってはいけない洗剤とその理由
台所用中性洗剤は油汚れに強い一方、洗浄力が強すぎるため、頻繁に使うと天然毛に含まれる油分まで取り去ってしまい、毛がパサつく原因になります。
使う場合は、リキッド系の汚れがひどいときに限定するのがおすすめです。 また、漂白剤や塩素系の洗剤は、ブラシの軸部分の塗装をはがしたり、毛質を傷めたりする恐れがあるため避けましょう。
毛質・ブラシの種類別|洗う頻度の目安
「どのくらいの頻度で洗えばいいのか」は、ブラシの毛質と用途によって変わります。以下を参考に、手持ちのブラシに当てはめてみてください。

天然毛と人工毛で洗浄頻度は変わる
人工毛は水に強く、比較的頻繁に洗ってもダメージを受けにくいため、週1回程度を目安にするとよいでしょう。
一方、天然毛は毛に含まれる油分が抜けやすく、洗いすぎるとパサつきの原因になるため、2〜3か月に1回程度にとどめるのがおすすめです。
| 毛質 | 洗浄頻度の目安 | 理由 |
|---|---|---|
| 人工毛(ナイロンなど) | 週1回程度 | 水に強く、ダメージを受けにくいため |
| 天然毛(動物の毛) | 2〜3か月に1回程度 | 洗いすぎると油分が抜けてパサつきやすいため |
ただし、これらはあくまで目安です。頻度にかかわらず、肌あたりが悪くなった、メイクの仕上がりがよくないと感じたときは、そのタイミングで洗浄するようにしましょう。
ブラシの用途別|汚れやすさと頻度の違い
同じ毛質でも、ブラシの用途によって汚れの付き方は異なります。
| ブラシの種類 | 汚れやすさ | 頻度の目安 |
|---|---|---|
| ファンデーションブラシ | 油分の多い汚れが付きやすく、汚れやすい | 使用頻度が高ければ週1回〜月2回程度 |
| パウダー・チークブラシ | 比較的乾いた汚れで、汚れは緩やか | 1〜2か月に1回程度 |
| アイシャドウブラシ | 少量ずつ複数色を使うため色移りしやすい | 汚れや色残りが気になったタイミングで |
| リップブラシ | 油分を含む口紅がつきやすい | 使用頻度に応じて2週間〜1か月に1回程度 |
日々のお手入れとしては、使用後にティッシュペーパーで毛先の汚れをやさしくふき取るだけでも、清潔な状態を長く保てます。
正しい乾かし方
洗浄後の仕上がりは、乾かし方によって大きく左右されます。せっかく丁寧に洗っても、乾かし方を間違えると毛先に癖がついたり、雑菌が繁殖したりする原因になるため、正しい手順で仕上げましょう。
風通しの良い日陰で自然乾燥させる
メイクブラシは、直射日光の当たらない、風通しの良い場所で自然乾燥させます。直射日光は紫外線によって毛を傷める原因になり、ドライヤーの熱風も接着剤を溶かしたり毛質を変質させたりする恐れがあるため避けましょう。
乾燥にかかる時間の目安は、季節や毛量にもよりますが、半日から2〜3日程度です。特に毛量の多いブラシは内部までしっかり乾くまで時間がかかるため、見た目が乾いていても数時間置いてから使い始めると安心です。
立てずに横向きで、毛先を浮かせて乾かす

乾かすときは、ブラシを立てるのではなく、横向きに寝かせるのが基本です。タオルを折り重ねて段差を作り、柄の部分をやや高くすることで、毛先がどこにも触れず少し下を向いた状態を作れます。
立てたまま乾かすと、水分が重力で根元にたまり、内部でカビが発生したり持ち手部分が劣化したりする原因になります。
逆にタオルの上にそのまま寝かせてしまうと、下になった毛に癖がついてしまうため、毛先を浮かせる置き方を意識しましょう。
メイクブラシを傷める5つのNG行為と正しい対処法

正しい手順で洗っていても、ちょっとした習慣がブラシへのダメージにつながっていることがあります。
ここでは、やってしまいがちな5つのNG行為と、その理由・正しい対処法をまとめました。
NG1:つけ置き洗いをする
汚れをしっかり落とそうと長時間水に浸けてしまうと、毛を束ねている接着剤の強度が弱まり、毛抜けや劣化の原因になります。
また、金属部分に水がたまることで雑菌が繁殖しやすくなる点にも注意が必要です。水につける時間はできるだけ短くし、STEP2で紹介した振り洗いで汚れを落とすようにしましょう。
NG2:強い力でこすり洗いする
汚れを落とそうとして力を入れてこすってしまうと、毛先が傷んだり毛が抜けたりする原因になります。
特に天然毛は摩擦に弱いため、手のひらの上で毛先を優しく滑らせる程度の力加減にとどめましょう。
NG3:ドライヤーの熱風で乾かす
早く乾かしたいからといってドライヤーを使うと、熱によって毛のキューティクルや接着剤が傷み、毛先の広がりや劣化を早める原因になります。
自然乾燥に時間がかかる場合は、柄の部分に輪ゴムを巻いて洗濯バサミで吊るすなど、風通しを良くする工夫で対応しましょう。
NG4:直射日光に当てて乾かす
日当たりの良い場所に干すと、紫外線によって毛質が傷み、色あせや劣化の原因になります。前述のとおり、必ず風通しの良い日陰で乾かすようにしてください。
NG5:立てて乾かす
筆先を上にして立てて乾かすと、水分が重力で根元にたまり、カビや持ち手部分の劣化を招きます。前述のとおり、横向きにして毛先を浮かせる置き方を徹底しましょう。
洗浄後のセルフチェック|正しく洗えているか確認する方法
洗浄と乾燥が終わったら、仕上がりが正常かどうかを確認しておきましょう。「洗ったつもりが実は不十分だった」という失敗に自分で気づけると、次に洗うときの改善にもつながります。

洗浄直後に確認すること
タオルで水分を取った直後、毛先にぬめりや泡が残っていないか、指の腹で軽くなでて確認しましょう。
もし洗剤の感触が残っている場合は、もう一度ぬるま湯ですすぎ直してください。あわせて、毛の絡まりがないかもチェックしておくと安心です。
完全に乾いた後に確認すること
完全に乾いた状態で、毛先がパサついていないか、穂先の形が洗う前と大きく変わっていないかを確認します。色残りがある場合は、すすぎが不十分だった可能性があるため、次回はSTEP3のすすぎ回数を増やしてみましょう。
もし毛先の広がりや手触りの変化が改善しない場合は、次に紹介する買い替えのサインに当てはまっていないかもあわせて確認してみてください。
メイクブラシの買い替えサイン|寿命の見極め方
どれだけ丁寧にお手入れをしていても、メイクブラシは消耗品であり、少しずつ劣化していきます。ここでは、買い替えを検討すべきサインを紹介します。

見た目・肌あたりで分かるサイン
以下のような様子が見られたら、買い替えを検討するタイミングです。
- 毛先が広がって戻らない
- 毛の量が目に見えて減っている(毛抜けが多い)
- 肌に当てたときにチクチクとした刺激を感じる
- 毛先の割れやほつれが目立つ
洗っても改善しない場合の判断基準
正しい手順で洗浄・乾燥をしても、汚れやニオイが取れない、粉含みが戻らないといった状態が続く場合は、寿命のサインと考えてよいでしょう。
メイクの仕上がりに直接影響するだけでなく、肌トラブルの原因にもなりかねないため、無理に使い続けず新しいブラシへの買い替えを検討してください。
[product id="18463"]
[product id="21250"]
[product id="21251"]
メイクブラシの洗い方に関するよくある質問
最後にメイクブラシの洗い方について、よくある質問にお答えします。
Q. メイクブラシは毎日洗ってもいい?
毎日の水洗いはおすすめできません。頻繁に洗いすぎると毛へのダメージが大きくなり、毛が抜けたり毛先が傷んだりする原因になります。
日々のお手入れは、使用後にティッシュペーパーで毛先の汚れをやさしくふき取るだけで十分です。水洗いは、前述の頻度の目安を参考に、汚れが気になったタイミングで行いましょう。
Q. シャンプーだけで代用しても問題ない?
問題ありません。シャンプーは天然毛との相性が良く、代用品としておすすめです。ただし、シリコン入りのシャンプーを使う場合は、成分がブラシに残りやすいため、すすぎをいつもより丁寧に行うようにしてください。
Q. 洗ってもニオイや汚れが取れない場合は?
すすぎ不足や乾燥不足が原因になっていることがあります。すすぐ際にお湯の濁りがなくなるまでしっかりと繰り返し、乾かすときも風通しの良い場所で完全に乾ききるまで時間をかけてみてください。
それでも改善しない場合は、ブラシ自体の寿命が近づいている可能性があるため、前述の「買い替えサイン」を確認してみましょう。
まとめ:メイクブラシは正しい洗い方と頻度で長く清潔に使おう
- メイクブラシの洗浄は「洗浄液を作る→振り洗いする→すすぐ→水分をふき取り形を整える」の4ステップが基本
- 洗剤は専用クリーナーのほか、中性洗剤やシャンプーなど家にあるもので代用でき、毛質や汚れに合わせて選ぶとよい
- 洗浄頻度は毛質(天然毛・人工毛)やブラシの用途によって異なり、目安を参考にしつつ仕上がりの変化も判断材料にする
- 乾かすときは風通しの良い日陰で、横向きにして毛先を浮かせるのが正しい方法
- つけ置き洗いやドライヤー、立て干しなどのNG行為を避けることで、ブラシを長持ちさせられる
メイクブラシを清潔に保つことは、肌トラブルの予防だけでなく、メイクそのものの仕上がりを底上げすることにもつながります。
今日からできる範囲で構わないので、ぜひ正しい洗い方を実践し、お気に入りのブラシを長く大切に使っていきましょう。
